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【フリーランス、コロナショックで仕事減った?】402人アンケート結果まとめ
コロナウィルスの感染拡大予防、緊急事態宣言による外出自粛…テレビをつければほとんどの番組が感染状況や経済の縮小について報道しているような世の中がすっかり当たり前のことになってしまいました。
今回の事態で、仕事に影響があったフリーランスの方も少なくないようです。わたしも、世間のコロナへの対応が変わっていった3月は収入ががくんと落ちてしまいました。対面を要するイベント出演や取材の仕事がゼロになり、その分得られる予定だった報酬がまるっと減ってしまうのは当然です。
「実際、フリーランスのみんなの仕事はどんな状況なんだろう?」と、Twitterのアンケート機能を使用して調査してみました。402人もの方にご回答いただくことができました!RTしてくださった方も含め、ご協力ありがとうございました!
気になる結果はこちらです。
【フリーランスの人に聞いてみたい】
— の ざ と の ど か : freelancer 🌷 (@robotenglish) April 16, 2020
新型コロナウィルスによる経済的打撃によって、仕事に変化はあった?
よかったらRTしてほしい🙇♀️&取材したい!
▽業務スタイル
・複数クライアント
→複数社から受託している
・1クライアントコミット型
→受託は1社からで、ほぼ会社員だけど契約は業務委託
仕事が減った(複数クライアント)…43.3%
仕事が減った(1クライアントコミット型)…9.7%
仕事に変化なし(複数クライアント)…28.9%
仕事に変化なし(1クライアントコミット型)…18.2%
※「インハウス〇〇」と呼ばれる働き方に近い、業務委託関係ではあるけれど、ほとんど会社員さんと同じレベルでコミットしている方とは影響の度合いが違うのではないか?という予想からこのような選択肢に設定しました。
※Twitterのアンケート機能を使用しているため、明確なターゲティングはできておりません。以下紹介する意見はいただいたリプライや友人のツイートなどから抜粋したものです。リアルな声ではありますが「=フリーランス全体の意見」ではないことをご理解の上、読み進めてください~!
「仕事が減った」というフリーランスが53%、半数越え
働き方にかかわらず「仕事が減った」と回答した人は53%にのぼり、半数を超えています。取材ライター、パフォーマーなど、「人と会うことで完結する」職業は影響を受けてしまっているようです。
ライター業にも、コロナの影響がじわじわと。
— サカ田シオリ🍪おやつ屋さんライター (@bbb25252) April 23, 2020
フリーになってから丸2年、目の前のことに必死すぎて、「先を見据える」ってことがあまりなかった。
だいすきな取材の仕事が減ったのは悔しくてしょうがないけど……
良い機会だと思って、長期的な目線で考える力を養いたいなぁ
初めまして、Rtから拝見しました。
— あやねくん🐣中の人 (@ayanekun_) April 16, 2020
しがない和楽器奏者です。
通常行っていた仕事は90%以上減で絶望していました。
必死に企画を練ったところ、初心者向け楽器のアンバサダー契約の話が進んだり、
突貫ながらリモートレッスン対応とアナウンスしたら、新しい生徒さんが増えたりしました。
また、クライアント企業が対応に追われていたり、今後の情勢をうかがっていて、仕事が滞っているということもあるようです。
開発案件ですが、ほぼ停滞。ただし、なんだかんだと打ち合わせ・お問い合わせはあるので、お金にはならないけど動かざるを得ない感じで。完全に仕事がないなら開き直れるのに…。ただ、コロナ直前に仕事が忙しかったので、2〜3ヵ月は生き延びれそう。それから先は見通し立たないかなぁ
— なかのねこ (@nakano_neko) April 18, 2020
「仕事は影響なし」というフリーランスも。ECなどはむしろ好調
「減ったけど、新規案件がスタートしたので、トータルでは変わらず(増えた)」という人もいました。フルオンライン化が急速にすすんでいることから、むしろIT関係は強いのかもしれません。
多少の変化はあった派ですかねー。
— ホンマ⚜️PM / ディレクター / コーディング (@hirohom2) April 16, 2020
今の所収入に大きな影響はないものの、
今後はかなり影響が出そう。
なので、
今後の事業計画をしっかりやっていく所存。 https://t.co/dQgtoYv2PE
複数クライアントで4月決まってた仕事半分飛びましたが、代わりにecなどの案件が増えました。
— Chako@IDEAC Design 𓆏 (@IDEAC_Design) April 16, 2020
この後影で営業してたんですが、ありがたいことに普段の1.5倍ほど受注を頂き、来月はちっとも余裕がありません。
— 新美 友那@ライター/動画編集/いなフリ9期/元公務員 (@inaka_free213) April 29, 2020
嬉しい!!けど全く余裕がないから死にそう!!
この機にバリバリ稼ぐぞ〜!!🔥🔥 https://t.co/paPPhBvTwd
(ライター+動画編集をしているフリーランス仲間の新美さんのツイートが良かったので続けて紹介させてください)
ネット稼業は「虚業」と言われたり理解されないこともあるけど、こういう事態に強いのは盲点でした。
— 新美 友那@ライター/動画編集/いなフリ9期/元公務員 (@inaka_free213) April 29, 2020
それを見越して転職したわけじゃないけど、ひたすらありがたい。
どの職種がいいかは社会情勢や身の回りの環境で変わってしまうけど、だからこそ仕事を選べて選ばれるように努力を続けていきたい。
結局、今回のコロナ騒動で「どの仕事が至高」ではなく「どんな状況にも対応できる自分」が大事なんだなと思いました。
— 新美 友那@ライター/動画編集/いなフリ9期/元公務員 (@inaka_free213) April 29, 2020
今回はたまたまウイルスだからネット稼業が強いけど、逆にネットが全世界で落ちたら、実業やコミュ力が圧倒的に強いわけだし。
バランスと人とのつながり、大事にしていきたい…!
また、おうち時間が増えて、「YouTube、前々からやろうとしていたし、本腰いれるか…!」となっている人は多そうですね。(企業からの広告費は減っているみたい。やはり予算を見直したときにそこから削られるのでしょうか、、、、)
動画編集を複数クライアントでやってるけど
— ろっかく@動画×兼業農家【オンライン動画編集合宿】 (@rokkaku0506) April 16, 2020
減ったところもあれば増えたところもあるので
総数的にはやや増えた印象ですねぇ
動画編集の中でも
ジャンルによって結構違うみたい
コロナの影響で企業系や広告料目当てのYouTuberの発注は減ってる印象
— ろっかく@動画×兼業農家【オンライン動画編集合宿】 (@rokkaku0506) April 16, 2020
今公開すると再生数は伸びても広告料は減ってるからあまり儲からないからねぇ
対して、ネット販売や動画アフィリなど物販系は伸びてますね!
広告料で稼ぐモデルじゃないから!
とはいえ、やはりこのご時世で新規案件の営業をかけるといのは困難に感じている人もいるようです。
こんにちは。フリーランスで3社と業務委託契約結んで働いてます。2社は完全リモートに切り替わって、一社はセキュリティ都合で出社してます。幸運にも収入的ダメージは受けずに済んでいますが、仮に新規案件を取りに行くとしたら難しいなぁと感じてます。
— た か は し ウ ォ ー カ ー (@takahashiwalker) April 16, 2020
呑みにケーションの営業が、不可能で、きついですねえ(*_*)
— ひま二郎 (@takejiroto1183) April 16, 2020
ちなみに、わたしもこの3~5月に関していうと、「仕事が減って、新規案件が増えて、変わらず」というお仕事状況になっています。
わたしの最近のお仕事事情はというと
— の ざ と の ど か : freelancer 🌷 (@robotenglish) April 22, 2020
▽減った😢
・インタビュアー込みの取材
▽新しくスタートした
・広報
・SNSマーケ
・SEOライティング
という感じです。器用貧乏とマイナスに捉えがちだけど、「なにが起こるか分からない」時代にできることが複数あってよかった。フリーランス、生きるぞ https://t.co/38VUS8syJW
SNSを経由して新しいお仕事に出会うことが多いんだけど、体感として
— の ざ と の ど か : freelancer 🌷 (@robotenglish) April 23, 2020
・CS
・エンジニア
・SEOライター
の需要は高まっている気がしている。大変な時期だけど、IT関係のスキルって掛け算したら楽しいから、好機と捉えて今こそ爆成長したいよね。わたしも鋭意勉強の毎日🌱
3月は収入が半減レベルでとっても落ち込んでいたのですが😂4月はなんとか持ち直して(ただ、業務時間が増えたので、そこでカバーした感はある。生産効率は引き続きさがっていました)5月は微増かな…(案件増えた+4月の業務時間をキープするので)という予測です。
取材はすっかりなくなってしまったものの、オンラインでの取材や、オンラインイベントの資料をもとに執筆…などのお仕事はあり、「withコロナ」を前提とした取材ライターの手法も各自模索しているような印象を受けます。
こちら、オンラインでの取材だったのですがいつもの対面と同じくらいしっかり体温が残る文章を意識しました。確かにリアルで会う価値は残るけれど、画面越しでも言葉でより深くその人を知ることはできるなって。いま、「取材」という行為が激減する中でも、変わらずベストな環境作りに努めたい。 https://t.co/Oo8v9mKwnh
— の ざ と の ど か : freelancer 🌷 (@robotenglish) April 30, 2020
(余談)「#NEWWORLD2020」というマーケティング会社ホットリンクさんが主催のウェビナーに参加していたのですが、「コンテンツマーケティング業界は問い合せ数など増えている」というお話がでていました(詳しくは下記のツイートとか、Twitterでハッシュタグを追ってね!)
#NEWWORLD2020 3日目👏
— の ざ と の ど か : freelancer 🌷 (@robotenglish) April 24, 2020
▽スピーカー
ベイジ代表 枌谷さん@sogitani_baigie
ウェブライダー代表 松尾さん@seokyoto
Books&Apps編集長 安達さん@Books_Apps
▽モデレーター
いいたかさん@yutaiitaka
コンテンツマーケティングはむしろ好調🙌伝え方が鍵に。
▽イベントのメモ、ご参考に☺️ pic.twitter.com/JAnabctKPa
いままではオンライン化をすすめていなかった企業なども、オンライン化することで打開策を考えているようです。その結果、マーケティング会社やメディア関連会社に仕事が流れているのでしょう。
テレワークにより、生産量が低下する場合も
休校措置もあわせて行われていますが、「フリーランスはそもそも家でできる仕事でしょ?」という誤った認識から、フリーランスに対しての補償額がちいさいということが物議を呼んでいました。(参考記事)
仕事は減りませんが、子供が家にいるようになったので仕事する時間は減りました
— Josa🖤💩便秘中 (@josa_81) April 16, 2020
👉トータルで見たら、仕事減った...?
そうなんです...!😭
— Josa🖤💩便秘中 (@josa_81) April 16, 2020
メディアと契約しているので先方にもそれほど大きな影響はないようですが、泣く泣くお断りした仕事もありました😭
でも、実際、子どもの面倒見つつできる仕事ではないんですよね…それは会社員だってフリーランスだって関係ないと思います。仕事は減らさなくてもいいはずなのに、時間確保が難しいから…ということで仕事を減らさざるをえない状況はとても苦しいものと思います…。
今回のことを通して、フリーランスで働きながら家族を作るってどんな感じなんだろう?というのをより考えるようになり、実際に「テレワーク×子育て」のお家へお手伝いへ行ったり(3月上旬)、テレワークで困っている方への電話取材を行いました(別メディアでのお話なので、詳しくかけず悪しからず…!)。予想できていたけど、子育てしつつ同じ空間で仕事するなんて、無理!!!(いま現在、その環境で働かれているすべての方へ、賞賛の気持ちでいっぱいです)今後、少子化も関係してフリーランス(パラレルワーカー)が重宝される社会になっていくと思うので、法整備などもこれを機に進んでくれたら嬉しいなと思うばかりです。
【まとめ】わたしがいま感じていること
先に紹介した「#NEWWORLD2020」でいろんなゲストスピーカーさんがおっしゃっていた、「コロナによって激変したというよりも、もともとこうなるはずだった未来が前倒してやってきただけ」という言葉がとてもこころに残っています。
jigenさん @Kloutter の話を聞いて、政治関心の薄さを改めようと思ったし、「アフターコロナはいままで予想してきたことが早まってくるだけ。加速する世界だからこそ、若者の時代になる」って仰っていて、安心感と納得感と責任感が一気に迫ってきた。当事者意識の芽生え。#NEWWORLD2020 https://t.co/8w3RoMk7F5
— の ざ と の ど か : freelancer 🌷 (@robotenglish) April 23, 2020
わたし自身、影響を受けて、とっても落ち込んだし将来がめちゃくちゃ不安になりました。「このままフリーランス続けても、同じようなことの繰り返しかも…」と。ただ、いま直面している問題って、そもそもあったもので、コロナによって顕在化されただけだと思うんです。いずれ乗り越えなきゃいけないものだった、そう解釈することで気持ちが幾分落ち着きました。
今回のことでなくなってしまった仕事だって、きっと、そう遠くない未来になくなってしまっていたんでしょう。
クライアント企業さん側に優秀な方が担当についてくださっていた場合、伴走して半年くらいやると、担当さんもスキルがついて内製化が可能になり契約終了、って割とあると思うし、会社からしたら当然の流れだよね。できれば長くお付き合いできるように、フリーランスは多角的に提案できた方がいい。
— の ざ と の ど か : freelancer 🌷 (@robotenglish) April 28, 2020
いくら世間が変わっても、仕事に対する姿勢や、自分がやりたいことが変化するわけではないので(影響は受けるだろうけど)、いい意味で世間には無頓着になって、目の前のことを頑張るしかないのかなーとゆるゆる考えています。自分でコントロールできない物事があまりに多い時世で、ひとつひとつ真剣に向き合っていたら、ちょっと、いやかなり疲れてしまうので、ゆるゆると。
また、今回のことを通し、多くの人がそう感じたように、わたしも自分の無力さにとっても嫌気がさしました。いろんなフリーランスの方の苦しい状況を聞いても、なにもできない。応援したい会社さんが窮地に追い込まれていても、なにもできない。鬱々とした気持ちになってしまいがちですが、それを抱えたままだとしんどいだけなので、この気持ちを起点にして、つぎの有事には周りを助けられるような仕事を作っていきたいなと思っています。
ご回答くださったみなさん、シェアなどでご協力くださったみなさん、ありがとうございました!みなさんが、働き方はなんにしても、元気で過ごしていることを願っています。
【よかったら、あなたのお仕事状況も教えてください!】
フリーランスの方で「わたしはいまこういう状況です」と教えてくださる方、よろしければ記事のシェアボタンからTwitterに飛び、ツイートでお知らせください~!いただいたものは随時追加したいと思います。
サポートしてくださったお金は日ごろわたしに優しくしてくださっている方への恩返しにつかいます。あとたまにお菓子買います。ありがとうございます!