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勝手に赤ペン先生 その1「バチェラーの炎上と釈明」

ちょっと前に文章の読みやすさについてnoteを書いたときに、「読みにくいものを添削するとどうなるのか?」みたいな反応をいただいた。

その辺の人が書いたものであればともかく、世に出ているものでそういうもの探すのは難しいなあ、と思っていたら「こんなんありましたがどう?」というネタ提供をいただいた。(ネタ提供:だら子さん

このnoteには珍しく比較的タイムリーなネタ。
「バチェラー」の番組で有名となった秋倉諒子さんのツイートである。どうも軽く炎上したらしい。

どうだろう?これが炎上したということは、おそらく下記のような意味にとった人が多いということだろう。

「努力を語るヤツに踊らされるバカ多いよなw」

まあそりゃ好意的には取られませんな。

しかも、バチェラーである。数多くの女性たちの中から勝ち抜いて金持ちイケメン男性と結婚しているみたいだが(全然番組見てないので知識が浅い)、そういうステータスは妬み嫉み攻撃の対象になりやすい。しかも、この件でより火に油を注ぐ結果になったのが、「Instagramでフォローしたが文章がフォローになってなかった」ということである。

その内容がコレ。

文章以前の問題…?

まあそもそも「カラー的に見づらい」という文章と関係ない問題があるのだが、オレンジ部分の文章を頑張って書き写してみた。

努力とかって今までこんなにやったとか話すのが良い事だと思っていなかったんだけど、本とかYouTubeで「努力などちゃんと発言できたりその物語に対して素敵!って思ったりするのが人間なんだ」みたいな事を聞いたときに、確かに!自分もそうゆう人が素敵だなと思ったり私も頑張ろうと思ったりするなぁと気付いた時に、じゃあ私もそうやって共感してくれたりする人が居るなら言っても良いのかなと思う気付きに、面白い!と発言したつもりだったんだけど、、
自分メモに書いておけば良かったんだけど、Twitterにメモ感覚で書いてしまったその言葉がそんな捉え方もされるんだ!誰か”に対して書いた言葉だと思われてしまうんだと思って反省した。全く持って自分に対しての言葉で人の事とやかく言える人間ではないので、今後も自分の事発信するね!
文字だけでそして私の拙い言葉でTwitterに書くの気をつけようと思いました。言葉足らずでごめん!
これも勉強と思って気をつけよ!

秋倉諒子さんのInstagramより

人の文章を書き写すのはだいぶ疲れる。
ていうかInstagramってこんな長文載せるものなのか。こちらの文化もよく知りません。
この文章の何が問題か。「読みづらい」「言い訳くさい」などあるが、一番の問題は「長い」ということであろう。オイそのまんまじゃねーかと言われそうだが、もうそれだけは誰が見ても一目瞭然だと思う。多分炎上してよっぽど焦ったんではなかろか。文章なのに早口な感じが伝わってくる。まぁ正直細かく見ていくと問題が多すぎて、改善しようと思ったらブラックジャックを呼んでくるレベルの大手術が必要だが、いくつかピックアップしてみる。

●書き出し
「努力とかって今までこんなにやったとか話すのが良い事だと思っていなかったんだけど」
炎上を収める、というのが目的であればこの書き出しはいただけない。もう一度ツイートを補足しているあたりに「そんなつもりじゃなかった感」が出まくっている。
収めるつもりであればぶっちゃけ内容から変えるべきだろう。すなわち「誤解を招く表現をしてしまってごめんなさい!努力したストーリーを非難したように見えたかもしれませんが…」と、まずは原因について触れたほうがいいと思う。

●努力云々のあたり
長すぎる。「努力の裏側って人に話すことじゃないと思ってたけど、そのストーリー自体が面白いと思ってもらえたりもするんだ!と最近気づかされました」くらいでいいんじゃないでしょか。ていうかツイートもこれくらいでよかったのでは。

●後半も取っ散らかってる
「全く持って自分に対しての言葉で人の事とやかく言える人間ではないので、今後も自分の事発信するね!」
まあまあ混乱する文章。前半の流れからすると発信を控えるのかという印象があるが実際は発信していく宣言になるという…。このへんは文章というより「発信はよく考えてからします」という内容にしといたほうがいいと思う。

●最後も混乱気味
「気をつけようと思いました」のすぐ後に「これも勉強と思って気をつけよ!」とひたすら気をつけていく流れ。それくらい気をつけるということに気づけたという部分に気づきがある(くどい)。

ということでポイントをまとめると以下。
●まず潔く謝る
●言い訳は短く
●言葉の重なりを消す

おそらくこの人は「誤解されているだけで本来言いたかったことを分かってもらえば大丈夫」と思ってこの文章を書いたのではないかと推測する。ただイラっときた人はそもそも「なんだよコイツ」と思っている状態なので「努力とかって~」と言い訳から入ると逆効果である。
だら子さん情報によるとご両親に愛されてるシーンなどもバチェラー内で出ていたらしく、愛されてる人ゆえの「許され感」が出ていたのかもしれない。それも噛みつく人からするとイライラポイントだったりするんだよなぁ。
ま、でもここに書いたのも「炎上を収めたいなら」という前提であって、本人が気にしていないならそれでいいとも思うんだが。

ということで勝手に赤ペン先生第一回終了です。
またネタ提供があればやるかもしれません。

なお冒頭に触れた「読みやすさ」について書いたnoteはこちら


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