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コピグラジドラ まとめ編その2 【11~20話】

前回からの続き。

11話
Oびとには妙な確信が生まれていた。アカウントなど、ネット上に放置されているようなものだ。ということは、ヤツならば…。その頃関西地方では不穏な雲が空を覆っていた。犬に噛まれて砕け散る操作棒の画像を見ながら男が呟く。「…勘のいいガキは嫌いだよ」

※ネット上に放置されている
あの有名な「家は路上に放置されている」をモジった。神をも恐れぬ所業。
※…勘のいいガキは嫌いだよ
あの有名な「鋼の錬金術師」より引用。図星を突かれたときに日常生活で言いたいセリフ。
※操作棒
Rコン

12話
コピグラメンバーの書かれた紙。
「退出……」
Rコンの名に線を引き、男はニヤリと笑う。
皆は知らない。飲み会で時折奥の部屋に行くのは缶チューハイを取りに行くためではない。ある「作業」をしていたのだ。
普段とは違う黒づくめのその姿には小柄とは思えぬ威圧感があった。
関西会のドン、M尾だ。

缶チューハイ
だいたい7%~9%の度数。度数が上がるほどみんなに心配される。

13話
「さて、あとは…」乱雑に手書きで書かれたリストを取り出すM尾。「進撃の巨人イジリ…うーん、保留だな。あと、他に雑なイジリは…」チェックしているのは参加者の名前と言動であった。話題に困ったらこちらに回しおって…。M尾は歌うように口ずさむ。「それではお聞きください、M尾で…」銃声。

※それではお聞きください、M尾で…
第59回グランプリ「それではお聞きください、川端康成で伊豆の踊子」っぽい言葉。最後まで言えなかったのでどういう言葉だったのかは謎。

14話
「……言わせねぇよ」
hibi○imの放った銃弾は、その名の通り乾いた響きとともにM尾のこめかみを貫いた。グランプリをとっても結局飲み会ではM尾が全部もっていく……その逆恨みが彼に銃爪を引かせたのだ。

一方その頃、Oびとはタクシーをとばしある男のところへ向かっていた。

※「……言わせねぇよ」
我〇家の決め台詞だと思われる。なんで言わせてくれないのかは謎。というか撃たれるほどの話だったのかも謎。

15話
時間は24時を過ぎている。「シンデレラ、24時過ぎても送ります、か…」ふと思い出しながら車窓の外を眺める。この事態を収めるにはあの男の幹事力に頼るしかない。「Mケトさん、起きているだろうか…」事前にメールしたときは二次会の最中だったが、その後返信がない。

※シンデレラ、24時過ぎても送ります
某ランナーさんによるタクシーのグランプリコピーだが、乗っているのはOびとさんなのでシンデレラ感がない。
※幹事力
噂によるとMケト氏は幹事検定1級を持っているとかいないとか。

16話
勘を働かせて辿り着いたのはあの夜を過ごしたまねき○こ。
「あれ、Oびとさん?なんで?」
ちょうど入店するMケトと鉢合わせた。両脇には句読点ズ。
立ち話もなんなのでそのまま個室へ。
「実は……」
話し始めるやいなや、耳をつんざくイントロ。
Yっくる。が薬っ狂。へと変貌を遂げようとしていた。

※句読点ズ
Kずまぁ。&Yっくる。の両名によるコンビ名だが、Mーむーさんによると「句点だけで読点がない」とのこと。鋭い。句点ズに改名すべき。

17話
「とりあえずMケトさんお金貸してください」うっかり静岡から東京までタクシーできてしまったのが響いた。そうこうしているうちに薬っ狂。のボルテージが天井を突き抜けるほど上がっていく。「俺の、俺の、俺の話を聞けぇーッッ!」

※俺の、俺の、俺の話を聞けぇーッッ!
クレイジーケンバンドによる「タイガー&ドラゴン」のサビ。これによりボルテージがあがり、Yっくる。から薬っ狂。にメガシンカを遂げるという。

18話
「いいですけど、あとでカラダで払ってくださいよ」
このクレイジーな状況でも繰り出されるMスケベトジョークに苦笑していると、Kずまぁ。がずいと身を乗り出した。
「で、なにが?」
さすがは頻繁にジョッキの写真を投稿するだけあって酒に飲まれていない。
一方、薬っ狂。は既に2曲目に入っていた。

※Mスケベトジョーク
深夜でも早朝でも繰り出されるエレガントな下ネタ。女性からマジのセクハラで訴えられると普通に負けるレベルの危うさが売り。

19話
薬っ狂。の歌声をBGMにしつつ、声を潜めてOびとが話し出す。「Kズマァ。さん、最近のTLを見ておかしなことに気づきませんでしたか」「……」怪訝な顔のMケトとKズマァ。「関西の方で…どうしました?」「あの、薬っ狂。さんの歌で聞こえません」

※Kズマァ。
よく考えたら現在はひらがななのだが、昔は確かカタカナだったという思いがこういう間違いを招いた。でもライブ感を大事にいきたい(=直さない)

20話
誰かが僕を呼んでいる……行かなきゃ。なぜだかわからないけど、何をすればいいかもわからないけど、コピグラを守るため僕は行かなきゃならない……。

その頃、薬っ狂。の歌声に呼応するかのように、ひとりの男が淡路を出た。不思議な胸騒ぎに誘われ、両の手にマラカスを携えて……。

幼帝、起つ。

※幼帝
いつの間にか定着していた呼び名。なんとなくノーブルな感じがあるのだろうか。常にマラカスとセットで語られがち。


次回、最終話まで収録
内容は全てフィクションにフィクションを重ねたドフィクションです。

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