見出し画像

記憶に残っているものだけが優れている、そう思っていた時期が俺にもありました。

バキの独白風タイトルでいきなり書いたが、まあアレですよ。
要はよく言われる「何かを思いついた時にメモするかどうか問題」ですよ。
メモする派の理由としては「忘れてしまうから」が多く、メモしない派は
「忘れてしまうレベルなら大したアイデアではない」が多いのではないかと予測する。

しかしキミは大ヒットしたビジネス本、「メモの魔力」を読んでいるか?!
まあ自分は読んでいないので実際の内容はわかんないんだけど、
たぶんタイトルからして「メモする派」の人だと思う。やっぱメモしたほうがいいんですよ、あんなに売れてんだから。読んだことはないけど。別に石原さとみファンだったから悔しくて読んでないとかじゃないですよ。

で、自分はどうかといえば元々はメモしない派だった。理由も上に書いてあるのとまったく同じ。いわば斜に構えている、リトルトゥース風に言えば「ハスってた」わけです。「すごくいいアイデアであればメモするまでもなく脳に刻まれるはずだ」みたいなことを考えていた結果、ほとんどのことを忘れてしまった。まあそりゃそうだ。一般人のアイデアでいきなりアリストテレスがエウレーカ!と 叫んだレベルの大発見がそうそう起きるはずもない。でも、じゃあ大したことなかったからいいんじゃないかといえば、そうでもない。こういうのって、いわゆるアイデアの萌芽だから、そこからちゃんと育てたらいいものになっていた可能性があるのだ。凡人のアイデアなら大したものに育たないだろ、と言われてしまうかもしれないが、覚えてなければ育つ確率もゼロなのは間違いないのだから。

と、いうことを書くといかにも途中で大事なことに気づいた主人公的な感じだが、実際には記憶力が低下してきたのでメモを取るようにした。そもそもメモしたくても手元に何もないということも大きかったのだが、スマホでどこにいても気軽にメモが取れるようになったからというのもある。

メモを取る内容としては「面白かった子供の発言」「ラジオCMを考えていて思いついた内容」「反射的に突っ込んだら思いのほかウケた内容」などだ。妻から「今の面白い!メモってメモって」と言われて記録することもある。「別に大したことないだろ」というと「そういうのは後から考えればいいんだからまずメモっておくことが大切」などと言われる。だがメモっているのは自分の発言なので「なんで自分の発言を人に言われてメモってんだろう…」と思うこともあるが、最近はとりあえず素直にメモっている。

以下最近メモっていた会話。
妻「餅がないんよ」
俺「ああ、正月に買ってたやつか。あれかなりたくさん入ってたよな。俺は食べてないし、どっかにしまった?」
妻「いや、毎日2個ずつ食べてはいたんだけど」
俺「じゃあなくなるだろ!何の不思議もない算数やん」


反射的に出たツッコミワード「何の不思議もない算数」がウケたので言われるがままにメモったのだが、これ何かで活かせる時がくるのだろうか…。
まあここでネタにしたからいいか。


この記事が参加している募集

#最近の学び

181,685件

サポートいただけた場合、新しい刺激を得るため、様々なインプットに使用させていただきます。その後アウトプットに活かします、たぶん。