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2020年に去った人々

今年は、多かったですね。というか、平成が終わりを迎えることがわかった一昨年からこっち、ずっと多いんですが。昭和が終わる頃も、戦前戦後に活躍した方々が、それこそ大挙して。松下幸之助さんから美空ひばりさん、手塚治虫先生まで、年齢もバラバラでした。一世一元は、人間本意の時間の把握方法なんだなぁと。
※人数も多いので、随時更新していきますm(_ _)m

個人的には、やっぱり志村けんさんですよね。自分が小学生の頃に東村山音頭で一世を風靡、それ以降はもうお笑いのスーパースターとして亡くなるまで君臨し続けましたから。何しろ、小学校で面白いやつのあだ名が、志村けんでしたから。これはウチの田舎だけの現象ではなく、全国的な現象。ある意味で、ドリフターズという括りさえ飛び出して、志村けん個人ブランドになったというか。上京して東村山駅に降りたときは感動しました。

そして、野村克也さん。自分は西武ライオンズ時代の現役生活をギリギリ覚えてる世代です。がんばれタブチくんでもネタにされていましたが。引退後の野村スコープとか、良く当たっていた印象ですが、コレほどの名将が長らく、野球界から干されていたのも事実。教育者の立場になると、野村さんの教えの普遍性と応用力に、魅せられました。自分は不器用で二流だ、コレは自分の原点でもあります。

芸能人では、竹内結子さんや芦名星さん、三浦春馬さんなど、自殺が相次いだのは悲しいことですが。自分は死ぬのが怖ろしい人間なので、自殺する人はそこまで追い込まれていたんだろうなと、同情はしますが。ただ、せっかくの才能が惜しいなと。岡江久美子さんもコロナ禍で亡くなったのですが。連想ゲーム、好きだったので。

映画関係では大林宣彦監督。好き嫌いは分かれるでしょうけれど、自分は大好きな監督でした。『時をかける少女』は原田知世さんに惹かれて観ましたが、映画監督として晩年まで枯れることなく、若々しい作品、物議を醸したり評価が別れたりする作品を撮り続けましたし。もう、新作が観れないのが残念です。

声優では藤原啓治さんも。野原ひろしのコミカルな声と、ロバート・ダウニー・ジュニアの艶のある声まで、幅の広い方でした。数年前から体調不良で、持ち役も降板されていらっしゃいましたが。自分より年下が亡くなると、キツいですね。声優は増岡弘さんも。マスオさん役が有名ですが、『ローマの休日』のタクシー運転手役とか、キャリアも長かったですね。小池朝雄さんとピーター・フォーク、森山周一郎とテリー・サバラスみたいな感じで、声とイメージが一致した声優さんは、後を受け持つ人も大変ですが。

演芸の世界では内海桂子師匠、大往生です。自分が子供の頃にはもう50代でおばあちゃんのイメージでしたが。NHKの『ばらえていテレビファソラシド』では、駆け出しの頃の近藤真彦氏のおばあちゃん役でしたし。そこで、味のある話をされる役でしたが、実際にご本人の素のままだったのか、Twitterでもおんなじように、人生経験から来る味わい深いツイートをされておられました。

俳優では渡哲也さん。カッコイイ男性の代名詞的な存在で、歳を取られてもその年齢ごとのダンディな男性のイメージを代表される方でした。石原裕次郎さんに男惚れして、石原プロを支え続けたんですが。平成の間、その役目を全うされて解散に至ったのも、仕方ないですね。裕次郎さんが昭和の終わりに若くして去られ、令和の世に渡りさんが去る。昭和も遠くなりにけり、ですね。

渋くカッコイイ男を演じたという意味では、ショーン・コネリー氏も。『007』シリーズのジェームズ・ボンド役が代名詞ですが、自分はむしろ二代目のロジャー・ムーアのイメージが強いんですよね。むしろ、『ハイランダー』や『プレシディオの男たち』の、渋い演技や、『インディ・ジョーンズ』での父親のコミカルな演技が印象に残っています。カツラを取ってから演技派と評価されるようになった印象です。

昭和のイメージでは、岸部シローさんも。自分らの世代では、西遊記の沙悟浄役のイメージと、テレビの司会者。ザ・タイガース時代はさすがに知りません。昔から倹約家と言われていたんですが……実際自己破産。離婚や闘病生活、再婚した奥さんの急死など、前半の煌びやかな生活とは裏腹の、波瀾万丈な人生になってしまわれましたが。まだ71歳だったんですよね。活躍が昭和のイメージが強いですが。

音楽関係では筒見京平さんや中村泰士さん、なかにし礼さんなど、大物の訃報も印象に残っています。誰もが一度どころか、何曲も知ってるような、作詞や作曲の大物です。ヒットメーカーと呼ばれる人は、やっぱり一握りで、絶対数が少ないですから。筒見京平さんとか、何十曲も知ってますからね。大ヒット曲の『北酒場』の作詞作曲コンビが、相次いで亡くなったのは、驚きでしたけれど。

漫画家ではまつもと泉先生と一峰大二先生、矢口高雄先生。まつもと先生はリアルタイムで読んでいましたが、大ファンというわけではなかったですが。闘病生活が長く、活動期間後半は作品を世に出せず、辛かったでしょう。大ヒット作に恵まれ、アニメ化もされ、漫画家としては大きな足跡を残されました。一峰先生や矢口先生は逆に長い現役生活で、自分も好きな作品が多く、影響も受けました。

スポーツ界ではコービー・ブライアント氏の事故死は、痛ましかったですね。娘さんもいっしょに事故死してるんですから。ポスト・ジョーダンの圧力を、跳ね返したレジェンド。引退して、家族の時間が増えた矢先に。その意味では、ディエゴ・マラドーナ氏も急死でした。こちらも事故死扱いですが。サッカーには疎い自分ですが、高校時代の1986年のワールドカップ、メキシコ大会。天才とはこのことかと印象づけたスーパースターでしたから。

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