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イーロン・マスク新CEOの「真っ当な経営方針」

◉日本の2023年の防衛費の概算要求額が5兆5900億円(400億ドル)ですから、総買収金額約6兆1600億円(440億ドル)でTwitter社を購入したイーロン・マスク氏が、どれだけお金持ちかってことですね。それだけの金をかけて、Twitter社の改革が上手く行かず、収益が上がらず二束三文で売り飛ばしたら、それこそ株主から訴訟されてしまいますから。ちゃんと勝算がないと、こんな買収はせんでしょうから。

【Twitter大量解雇直後にマスク氏が通達した「真っ当な経営方針」の中身】ダイヤモンド・オンライン

今年の春からIT業界やSNS界隈の話題を賑わしてきた、イーロン・マスク氏によるTwitter買収。途中、Twitter側が受け入れた提案をマスク氏が一方的に撤回するなどの紆余曲折があったものの、先ごろ総買収金額440億ドル(約6兆1600億円)で決着した。その直後にマスク氏が3700人に及ぶリストラを敢行し、残った社員のリモート勤務を原則撤廃するなど、強権的ともいえる組織&意識改革に乗り出したことが、新たな物議をかもしている。果たして、今回の買収劇は、Twitterにとって飛躍のきっかけとなるのか。あるいは、倒産に至る第一歩なのだろうか? (テクノロジーライター 大谷和利)

https://diamond.jp/articles/-/313092

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、

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■攻めの姿勢の新CEO■

詳しくは、上記リンク先をお読みいただくとして。日間アクティブユーザー数は2億3780万人もいながら、Twitterの収益性が低かったのは、無駄な社員が多かったから、という面はあるようです。だから大規模なリストラは、ある意味で必然。現時点では勇み足解雇もあるでしょうし、引き継ぎの甘さなどもあるでしょう。混乱は数週間は続くでしょうが、産みの苦しみ。イーロン・マスク新CEOは10億人のユーザーを目指すと、打ち出しているようですし、そのためには要らんボットとかどんどん排除して、健全な運用を目指すのが王道でしょう。

広告収入よりも課金によって、新たな収益を考えているわけですが、個人的には3ドルとか5ドルぐらいが妥当ではあると思うのですが、8ドルだと、ちょっと考えてしまいますね。まぁ、宣伝媒体としての可能性を考えると、払いますけどね。ボットの駆逐には、必要な額なのかもしれませんし。しかし、CLP問題やブルージャパン疑惑とかで動いている金を見ると、むしろ金を投入してでもアカウントを作って多数派工作をしようって人間はいそうですけどね。企業の広告費を考えれば、それぐらい払ったる!という企業が出たりして。

■創作プラットフォーム■

YouTubeのようなプラットフォームになることを目指しているのでしょうけれど、YouTubeよりももっとライトな、TikTok的な要素を取り入れて、お手軽な動画のプラットフォーム視してほしいですし。クリエイターのプラットフォームという点で、Twitterはイラストや1ページ漫画には向いていましたし。YouTubeやpixiv、小説家になろうなどの専用サービスほど本格的ではないけれど、ライトな内容の投稿には向きそうですね。動画なら30秒から5分程度とか、有料サービスとして漫画や小説は添付画像数や文字制限を緩和して、とかならなおさら。

・動画(ドキュメンタリー・コント・解説など)
・絵画(イラスト)
・漫画(短編や読み切り)
・小説(ショートショート・短編)
・朗読(オーディオブック)

自分などは、例えば漫画家とか有料なら添付できる画像を8ページとか16ページなら、4ページの短編よりも読みごたえのある、表現のプラットフォームになると思うんですけどね。140文字小説はやはり限界がありますが、400文字なら掌編になりえますしね。それに、PayPalと連帯した投げ銭機能が付けば、100円の投げ銭でも1000人が投げれば10万円ですからね。noteのような続きは有料ツイートです機能なんてのも、あれば嬉しいです。可能性は大きいでしょう。

■zoom的に進化する?■

個人的に面白いなと思ったのは、めいろまさんのこちらのツイート。ビデオ機能を充実させ、スペースの機能をより拡張すれば、zoomと似た機能が持たせられますね。企業向けほど本格的なものではなく、もっとライトな感じのイメージですが。コロナ禍で、自分もずっとオンラインで講義をしていますし、zoomの便利さや機能のアップデートには感心しているのですが、それこそTwitterで講義ができたら、かなり便利です。サービスのお手軽さって割と重要で、できればチャット機能と画面共有機能があれば、なんとかなります。

イーロン・マスク新CEOは、エンジニアを大事にしているようです。現場のエンジニアには、こうしたい・ああしたいという改革案があっても、無能なパリピ社員が価値がわからず却下したり、キラキラ社員が握りつぶしていた可能性が。編集機能とかも、履歴がわかるなら捏造や改変はできませんから、さっそと実装してほしいですね。社員のアカウントだと、既にできるのですから。隠し機能とか、イロイロと既に実装していたりして。天才ハッカーとか雇ったようですし。

■メディアの凋落加速?■

めいろまさんの指摘で、重要なのはもうひとつ。Twitterはなんの権威も権力もないただの一般人が、その才覚によって発信力を得られるプラットフォームであるということ。もともとハーバード大学の学生たちが、人も羨むその学歴を利用して、学歴コンプレックスを持つセレブたちや権力者に近づいたり、新たなスクールカーストを生み出すために作り上げた Facebook と比較して、そこが違う。勝ち組がさらに勝ち組になるためのSNSがFacebook。成り上がりや下剋上ができるプラットフォームがTwitterです。

それなのに、いつのまにか意識高い系(でも知性は低い系)の高学歴文系のルンペン・ブルジョアジーが組織に入り込み、朝日新聞や毎日新聞のような旧メディアの権威におもねり、言論の自由を歪めていた可能性が高いです。いち個人が、朝日新聞や毎日新聞などの旧メディアよりも、発信力のあるメディアになり得る。これは一種の情報革命です。インターネットですでに起きたことですが、Twitterはそれを、より加速させる役割を持てそうです。自分が期待するのもその部分です。

■次世代のジョブズに■

イーロン・マスク氏は、次世代のスティーブ・ジョブスと呼ばれた時期があります。カリスマ経営者の代名詞であったジョブズですが、追放されていたAppleに復帰した後の彼を支えていたのは、NeXT社で育てたエンジニアたちなんですよね。彼らがPowerPCからintelへの移行を可能にしたMacOS Xや、独自設計のARM系の省電力CPUの開発、プログラミング言語Swiftの開発など、ジョブズのアイデアを技術という縁の下で支えたからこそなんですよね。裏方に徹していたのと、引き抜きを恐れてか、あまり全面には出しませんでしたが。

ジョブズがかつてやった感じで、技術を持った職人が集い、知恵を出し合い、それを現場の技術に精通したゼネラリストが束ねる形で、Twitterが良い方向に変わることを願います。右でも左でも、勝手な思想信条を押し付けられる道理はないですからね。双方向性のインターネットは、ボットを動員した数による力押しではなく、あるいはキュレーションチームのような偏向と事実上の検閲によってではなく。論の合理性や科学的根拠で判断されるべきでしょう。そうでないと、民主主義とはいえないのでは? 万機公論に決すべし。

どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ

売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ