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スルメイカのように
地元のお寿司屋さんでランチを食べた。
職人さんが丹精込めて握ってくれたお寿司は
食材に命が吹き込まれたようで
どのネタも新鮮で、シャリの固さも丁度よく美味しかった。
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食べたい時に食べたいものを、
美味しいものを食べている時って幸せだね。
海鮮があまり得意ではない母親に
「私よりお寿司食べれるようになったね」と驚かれた。
私自身も驚いてる。
20代前半まで、刺身やお寿司は一切食べれない程
海鮮物が大の苦手だったから。
当時テニスの全米オープンで、
日本人初の準優勝に輝いた錦織圭選手が
帰国後に食べたいものは?という問いに対し
「ノドグロ」と発言していて
世界で活躍するアスリートを魅了するほど、
美味しい高級魚がこの世にあるのか?!
それは是非とも食べてみたい!!!
と、猛烈に好奇心をくすぐられたことが
海鮮物を食べるようになったきっかけである。
ちょうど友人と金沢へ旅行に行く計画もあったので
何度か回転寿司に通い、生ものに耐性をつけて
いざ、本場の金沢で名物のノドグロを食した時の感動ったら!
今までこんなに美味しいものを食べれなかった
いや、食べようともしなかった自分が
心底勿体ないなぁっと思った。
大袈裟かもしれないけど、世界が広がった気がした。
歳を重ねる醍醐味って、出来なかったことが
出来るようになることだよね。
酸いも甘いも経験することで味わい深い人生になる。
スルメイカのような生き方をしていきたいものだ。
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