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30代、自分の人生をとりもどすための大学院受験

30代にして、大学院に入学しました。

本当は、高校生の時にやりたいことが選べるなら、ストレートで進学して研究をしてみたかったし、とにかく自分がやりたいことは大学院に行かないとできないことだった。

ただ、家庭の事情というか、学費のあてもなかったので、女性でも生きていけそうな職業と考えた時に看護系にすすむことにした。
看護職として働いてきたことに後悔はないし、この道に進んだからこそできたこともあったし、自分の生活も守れたので良かったと思っている。

それでも、どうしても大学院に行ってみたかったし、研究ができるようになりたかった。

そこで、奨学金も返して、少し貯金もできたので、やっと進学することにした。

今は、社会人で大学院で学んでいる人は珍しくないと思う。
それでも「何のために?」「行ってどうするの?」「何か資格がとれるの?」「給料が上がるの?」と、この人はいったいなぜそんなことを??と周りの人に疑問を持たれることは多かった。

私も、学費や他の出費をしてまで進学して、今後何かリターンがあるのかは分からない。だからそうした質問をされても、「どうだろうね」としか言いようがない。

ただ、進学して、私は非常にすっきりしている。人生をとりもどした感覚と言うのでしょうか。

やりたいことができるって、とても楽しい。
別に、進学したからと言って仕事や収入が大きく変わることはないと思う。
ただ、やりたかったことができたことは自分にとって大きい。
何にもならないけど、何かになろうと思ってやってみたことさえ、何もならないことも多かった。こうやって、意味があるのか分からないけどやってみたいことに挑戦するのも案外良いものだ。

進学していなかったら、死ぬときにやってみたかったこととして残るだろうし、進学しなかった自分や家族を恨んでしまうかもしれない。

人生いつ終わるか分からないから、やりたいことをできてよかったと思う。

こうして好きなことができるのも、支えてくれる家族がいたり、集中できる環境があるからだと思うので、そうした環境や家族にはとても感謝している。

支えてくれる家族との関係も含めて、自分の人生をとりもどした感じがしている。
書いてみたら、自分の人生をとりもどした感覚もあるけれど、これまで築いてきた関係やキャリアへの感謝もあいまって、とても良い気分なのかもしれないなと思った。

とにかく、やりたいことは後悔が残らないようにやってしまいましょうと思っています。


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