花粉症とサシ飲み

昨日今日と珍しく、仕事で外出が続いた。
からっとした春らしい天気で、歩いている分には気持ちよかったが、なにしろわたしは重度の花粉症持ち。
歩いている途中で花を啜り始め、事務所に戻ってからも目の痒さと鼻詰まりで頭がぼーっとしてどうしようもなかった。
いい季節なのに本当に恨めしい限りである。

そんな気持ちにはなったものの、やはり外は気が楽である。その上昨日は現場から直帰することになり、係長と1杯引っ掛けて行くことになった。

その日行ったのは、経堂駅の近くでビルを地下に降りたところにある、「凧 HANARE」というお店。
和食メインのおばんざいをつまみに、1杯だけサワーを飲んだ後は壁のボードに書かれた日本酒を3種類頼んだ。
前から行きたかったお店だった上にそこが当たりだと、それだけで気分がめちゃくちゃ上がる。

2年前のこの時期、同じ係長と同じく経堂駅の鎌倉パスタでお昼を食べていたのを思い出す。
その時は若干、シャイな係長を前に何を話して場を繋いだらいいのかということが、頭の端にずっといた。

それに比べて昨日は、何を話したらなんて考える間もなくすらすら話をしていて、気づいたら2時間経っていた。
時間を積み重ねるのも悪くないなと、帰りの電車に揺られながら思った。