#030:「バテ」までの距離が短くなったからこそ「ひと休み」が大事だという件
更年期真っ最中の私が最も苦手な梅雨に…
更年期真っ最中の私は湿気が大の苦手。
戦艦ヤマトの波動砲発射のように、湿気は暑がりになった私の身体から汗を拭き出させて全エネルギーを破壊します。
一日中どんよりと薄暗い空も憂鬱。
ジメジメ~ッ、ペタペタ~ッな床も不快。
唯一のメリットは、乾燥しがちなお肌のトラブルがしっとり落ち着くことぐらいでしょうか。
日本はいつからか亜熱帯地域になっちゃったのでしょうねぇ…。
もともとは低血圧&冷え性で夏より冬のほうがずっと苦手だったのに、いつのまにか夏の湿気と暑さが私の生命力を脅かすほどになったのは更年期に突入してからです。
ただでさえ、すぐに疲れを感じるのに、梅雨時期は朝起きると「あ~疲れた!」と言いたくなるほどダルい。自分の体重を差し置いて、空気が重くて重くて仕方ない。
気圧の乱高下も激しいので、頭痛やめまいに悩まされるのも梅雨時期です。
『生理休暇』みたいに『更年期休暇』もあったらいいな…
同世代の友人と話をすると、更年期特有の体調不良に何かしら悩んでいる人ばかり。その症状は千差万別、十人十色、一人一人違います。ここが更年期の厄介なところ。
決まった症状が出るわけではないので、その辛さが一人ひとり違うし、周囲の理解を得るのも難しい。
何かしらの病気を診断されて通院している人も少なくありません。これだって、加齢が原因というのも多いでしょう。
外出ができなくなるほどの体調不良に悩む人もいれば、私のように、ときどきのぼせたり頭痛がする程度の人もいます。疲労感やだるさにいたっては、本人しかその辛さは分からないので、「気合が足りない」と思えばそれまでと思ってしまったり…。
なんとも苦しい状況に置かれるのが更年期障害というものなのです。
健康問題に不安を抱えながらも、仕事と家事を両立している人も少なくないので、しんどい体をどうにかごまかし、我慢に馴れてしまっている人もいるでしょう。
友人と集まった時の会話は、お互いの健康問題がメインになる50代。「あぁ、あなたも?!」「私もよ!」「ホント、辛いわよねぇ~」と互いを慰め合うのはとても有難い反面、「お互いに健康には気を付けなくちゃね…」という点に着地するのですから、ホントに無理は禁物です。
『生理休暇』が当たり前のように取得できる時代になったいま、総活躍時代を推進するなら『更年期休暇』も作っていただきたいところですよね。
休める時は休もうっと!
更年期の不定愁訴で休暇を取得できる制度はまだまだ追いつかないとしても、とにもかくにも体調がよろしくないときは休養がいちばんです。
『健全なる精神は、健全なる身体に宿る』という言葉通り、身体に無理をし続けると心も弱るのは当たり前だから。
私の場合は、ウチで家族とおしゃべりをする時に、家族は私の体調が解るそうです。
話がポンポンはずんで面白い切り返しができているとき…好調。
返事がおろそかでテキトーな感じがするとき…不調。
だというのです。
確かに、ひどく疲れているときはとにかく頭が回りません。ボーっとすることが多いし、相手の話が入って来ません。
いつもと違う様子で分かるのでしょう。少し無理をして普段のペースを装っても話がちぐはぐしているので、すぐに分かるそうです。
「今日、疲れてる?」
「どこか具合悪い?」
そう聞かれるのは、たいてい、頭痛をガマンしているとき、のぼせて大汗をかいてぐったりしたときです。
休むのが得策なのです。今は、無理をせず、体調がよくないときは、
「本日開店休業いたします!」
と一報を入れることにしています。
穏やかな時が来るのを待とう!
更年期は身体が変化を迎えている…のサイン。後ろ向きなことではなく、身体の変化として当然のことだと受け止めたほうがずっと楽です。
加齢によってホルモンバランスが崩れるのが更年期。乗り越えれば、年老いた身体に馴染んで、穏やかな日がまた来るはず!(期待大)
天気模様と似ています。気圧の乱高下はいつかは収まり、穏やかな陽気が戻ってくる…そのときまで、無理はせずに通り過ぎるのを待ちます。
梅雨が明けて…今年の夏はまた猛暑なのでしょうか。
『バテ』までの距離が短くなった私は、途中にひと休みを取り入れつつ、自分の身体を過信せずに、いつもいたわってあげようと思います。
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