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タイムトラベルの可能性について

2024年1月10日に十勝沖大地震は起きるのか?

以前のnoteで2058年からタイムマシンでやって来たという國分玲さんの話をした。https://note.com/mofuneco/n/n427e7c7562d4
その中で特に気になるのが、来年1月に起きるとされている北海道十勝沖地震だ。なかなか不気味な予言ではある。

本人のXアカウントはまだ健在:https://twitter.com/bV6eBJOQc7bUvgO?s=20

タイムトラベルなんてできるわけない、と否定するのは簡単だが、SF好きの私としてはかすかな希望というか夢みたいなものがあって、國分玲さんが実在する可能性も否定しない。もちろん、あれはインチキという説もあって、そうかもしれない。

いずれにしても、あと1ヶ月ほどで、その時は来る。(誤解しないでいただきたいが、私は大地震が起きることを期待しているわけではない。)

日本はプレート境界型地震が起きやすく、北海道東方沖を震源とする大地震は数百年の期間で考えればほぼ確実に起きると言っていい。なので来年の1月に起きても不思議ではないのだが、ピンポイントで1月10日が的中するとなれば話は別だ。

本当にその日に十勝沖大地震が来たら、自分はどう思うだろうか・・・
タイムトラベルは可能だと確信するのか、あるいは、巧妙に仕組まれた計画的犯罪(人工地震)と思うのか。
「予言」は実は「計画」であって、予言通りに事件を引き起こす勢力が存在する(!)というのは、いわゆる陰謀論界隈では有名な話ではある。

余談だが、人工地震を起こすことは技術的には不可能でもなんでもなくて、規模を問わなければ核爆弾でなくても通常火薬で起こせる。巨大地震についても、プレートの歪が限界近くまで蓄積していれば、急所を狙って岩盤を破壊すれば、あとは歪が開放されて巨大なエネルギーが放出されるだろう。ちょうどパンパンに膨らんだ風船を針でつつくようなものだ。

タイムトラベルの可能性について

実際に人間や物体を転送することに関して、現代の科学技術では不可能とされている。だが、科学がこれから指数関数的に進化しても不思議はない。最近著しい進化を遂げているAIの力を借りたり、超高速演算可能な量子コンピュータが実用化されれば、科学者は新しい時空理論を打ち立てるかもしれない。

今から35年後の世界では、もしかしたらタイムマシンが秘密裏に運用されているかもしれない、と想像するのは楽しい。

私が長生きしたい理由

今の日本は先行き不安で、将来に希望が持てないという人も多いと聞く。確かに、疫病とか戦争など、聖書の黙示録に書かれているような災いは起きているし、これから数年はリーマンショッククラスの金融危機だとか、第2のパンデミックなども起こるかもしれない。だが、備えをしっかりし、冷静に物事に対処すれば乗り切れると思う。長い目で見れば私はわりと楽観的で、未来はそんなに悪いものではないとも思っている。

2058年はどんな世の中になっているのか?國分玲さんによれば、日本は今よりもいいらしい。想像するとワクワクする。だから少なくともそこまでは生き抜いて自分の目で2058年を見るつもりだし、還暦過ぎたとはいえ、今の自分ならそれも夢ではないと思う。

参考:ワームホールについて

SFでは光速の限界を超える手段としてワープ航法がある。時空を歪めたり、穴(ワームホール)をあけて別の世界に一気に飛ぶやつだ。荒唐無稽な話と思われるかもしれないが、ワームホールに関しては最先端の物理学で研究が進んでいる。

ワームホールに関する興味深い記事:

量子コンピュータ上で再現したワームホールを通して量子データを送信することに成功

https://texal.jp/2022/12/01/successful-transmission-of-quantum-data-through-a-wormhole-reproduced-on-a-quantum-computer/

科学者たちはワームホールの力学を研究するための量子コンピューティング実験に初めて成功した。物理学者は通過可能なワームホールを作ることができる条件をまだ見出していない。誰かが最初に負のエネルギーを作り出さなければならない。一般相対性理論と量子力学を統合しようとする概念に光を当てた。重力の仕組みと素粒子の世界の構造をそれぞれ見事に説明しているが、互いにうまくかみ合わない。ワームホールのテレポーテーションは量子もつれの原理に従っている。重力の特性を維持できる、単純なSYKのような量子系を見つけて準備した。SYK量子系の微視的記述を単純化し、有効モデルを量子プロセッサー上で研究。カリフォルニア工科大学の研究者が、ワームホールを介してブラックホール間を通過したかのように見えた。研究チームは、負のエネルギーに相当するものをかけると流れないことを発見した。理論家が現実のワームホールに期待するものと一致している。ワームホールの挙動をより忠実にシミュレーションできるようになり、基礎理論に新たなひねりが加えられる可能性がある、と研究者たちは考えている。量子もつれ、時空量子重力の関係は、基礎物理学における最も重要な問題の一つである。(513 字)

出典:https://www.nature.com/articles/s41586-022-05424-3
日本語版をSamaruで要約

果たして物理学者は実験室で実際にワームホールを作ったのか?

https://texal.jp/2022/12/12/did-physicists-make-a-wormhole-in-the-lab-not-quite-but-a-new-experiment-hints-at-the-future-of-quantum-simulations/

科学者たちはワームホールの力学を研究するための量子コンピューティング実験に初めて成功した。物理学者は通過可能なワームホールを作ることができる条件をまだ見出していない。誰かが最初に負のエネルギーを作り出さなければならない。宇宙の2つの領域を結ぶ「近道」で、長距離を短時間で移動することができるかもしれない。アインシュタインの相対性理論では許容されているが、自然界ではまだ発見されていない。ワームホールが「量子もつれ」と呼ばれる別の現象に関連しているという考えを抱いている。粒子をもつれた状態にすると、一方の粒子にもすぐに影響が及ぶように見える。この現象は、2つの粒子が離れていて因果関係がない場合でも起こる。ワームホールと量子もつれの関係を検証する機会を提供するものだと思われる。物理学者が量子コンピュータを使ってワームホールを生成した。実際にはそうはならなかったようで、理由は簡単にはわからない。量子システムと情報伝達の仕組みは、物理学のあるモデルを使って説明できる。ワームホールを通過するのと同じような現象であると説明できる。しかし、使用されているモデルには少なくとも二つの限界がある。(494 字)

出典:https://theconversation.com/did-physicists-make-a-wormhole-in-the-lab-not-quite-but-a-new-experiment-hints-at-the-future-of-quantum-simulations-195816
日本語版をSamaruで要約


蛇足:時間をテーマにした映画

何度も観たくなるお気に入りの映画たち

近年見たタイムトラベルものの中では一番おもしろかった。最初の伏線がラストで見事に回収され、どんでん返し感が半端ない。
クリストファー・ノーラン監督の名作。現代物理学の粋を集めて練り上げたストーリーとVFXは見応えあり。時空を超越した親子の愛が泣かせる。
同じくクリストファー・ノーランの傑作。階層構造になった「夢」の中でミッションを遂行する主人公たち。時間の進み方が階層ごとに違うという設定がおもしろい。
未知なる存在との遭遇を求めて幾多の障害を乗り越えて進む主人公をジョディ・フォスターが好演。タイムトラベルとは少し違うが、ラスト近くで一瞬の間に長い時間が経過するシーンが印象的。
エンタメの王道を行く作品。アメリカが今よりもおおらかでまともだった80年代から、さらに古き良き50年代へタイムスリップする話。所々で見せるパロディも笑える。ラストのオチのつけかたはさすが。



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