なかなかできなかったカミングアウトは友達の何気ない一言でできました。自分らしく生きるってこんなにも楽なんだ…そう感じました。
僕が初めてカミングアウトしたのは大学の同期でした。
高校までは長崎の田舎で周りからは
「女の子のこと好きやろ?気持ち悪い」
と言われていたのもあり、「違うよ〜仲良くしてるだけ」と隠すのに必死でした。
大学は東京に上京しました。
入学して2日目のこと。
「女の子が好きにるタイプ?」
唐突の質問でした。
過去のこともあり、正直戸惑いました。
「そうだったらどうする?」
と言うと、
「そうなんだね、了解〜」
とあっさり受け入れられました。
正直、馬鹿にされてるんだろうなと疑ってしまいましたが、その同期はその後も普通に接してきました。
驚くことに同じ学部にLGBT当事者が数名いました。
挨拶の一部としてカミングアウトしており、恥ずべきことじゃないんだと感じました。
その日から僕は聞かれると素直に
「そうだよ」
と答えることができるようになりました。
やっと"自分らしく生活できる"
と思いました。
自分は自分なのだから、人の目を気にしなくていいのではないかと思います。
確かに全ての人が受け入れてくれるわけではありません。
しかし、自分は自分だし他人は他人でいいと思います。
カミングアウトするまではすごく時間がかかるけど、カミングアウトするとすごく視野が広がりますよ。