固有需要感覚

人間には筋肉をイメージする感覚があります。
聞きなれない言葉ですが、それを「固有需要感覚」といいます。

物を持った時に「思ったより軽い」や「思ったより重い」と感じる事があると思う。
この「思ったより」というのがこの固有需要感覚

外から見て、このぐらいのサイズで見た目がこれでしょ?だったらこのぐらい力を入れればもちあがるんじゃないかな?と筋肉がイメージしてくれる。
実は物を持つ時だけではなく色々な所でこの感覚は使われている。

例えば階段の上り下り。
本来この感覚が養われていれば、一段目を降り始めたら後は一段一段みなくても降りる事が可能になるはず。

しかし、高齢者の方、運動されていない方は階段を一段一段目視しながら降りると思う。
それはどのぐらい足を上げ、どのぐらい前に出し、そしてどのぐらい降ろせばいいのか?を、この感覚が薄いために目で見なくては分からないから。

目で見ていない物を取ったり、触れたりするのもそう。
この感覚が究極的に失われると、最終的には目で見えないからこたつに足を入れられなくなっていきます。

この感覚を養うには運動かストレッチしかないです。


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