絶対音感？

この間テレビを観ていると、広瀬香美さんが出ていたんですね。

その時広瀬さんが、自分は絶対音感があって、それで大変な思いをしてきたんだというお話をしていました。

広瀬さんいわく、絶対音感があることで、生活をしていて聴こえてくる音すべてが音階に聴こえてくるんだそうです。

例えば寝ようと思ったときに、部屋の時計の針の音がドドドドと音を奏でているような感じがして、気になって寝られないんだそう。

生活していて、すべての音が音階に聴こえるのはしんどいんだろうなあ。

別の番組だけど、清塚さんというピアニストの方が自分の絶対音感のことを話している時も、同じようなことを言っておられました。

すごい人は、すごいことで悩むんですね。

ところで、多分なんですけど私も絶対音感があると思っていて。

曲とか聴いていても音階でしかとらえていないし、ある音を聴かされてそれが何の音か当てることはできます。

ただ、私は広瀬さんや清塚さんのように、生活の中で困ることはなくて。

私も、生活している中で聴こえてくる音が、これはドだなとかソだなとか思うことはあるんですけど、そこまで意識して音を聴いていないというか。

つまり、意識して音を当てようとするとわかりますけど、普通に生活している分にはなんにも困らないんですね。

多分、すごい人たちは意識してなくても勝手に音階に変換されていくんだろうけど、私にはそこまでの能力は備わっていないみたいですね。

だから、街を歩くときに、ちょっと意識していろんな音を聴いてみたんです。

すると、車が横切るときのエンジンの音がラ～～～ソ#と変化していたり、ちょっと高音のド～～～～ですばやく突っ切っていく車がいたり、様々な音を発見することができました。

こういうのが勝手に頭の中で変換されるって、かなりストレスだな。

いつものように聴いている音でも、意識しないとあんまり音階としてとらえないみたいです私は。

あ、けどね。

そんな私でも、何回聴いても音階でとらえている音があって。

それは、パトカーや救急車、消防車などのサイレンの音です。

これらの音は、意識していなくても音階として私の中に入ってくるんですね。

パトカーは、ラ～～～～～ソ#～ソ～ファ#～ファ～ミ～レ#～レ～～という風に、通り過ぎていく中で音の変化がすごくするなあと、いつも聴いています。

救急車も、シ～ソ～シ～ソ～シ～ソ～シ♭～ソ♭～シ♭～ソ♭～のように、通り過ぎていく中で音が下がっていく感じですね。

今これを書いていて思ったけど、救急車の場合アウフタクトで始まっている感じがしています。
（4拍子の音楽の場合で言う、4拍目から音楽が始まる感じ）

消防車は、ドド#レレ#ミファファ#ソソ#～～～～～ソファ#ファミレ#レド#ド～～みたいな感じですかね。

他にも音としてとらえている、生活で聴こえる音っていうのはあるんだろうけど、今パッと思いついたのでこのサイレンの音というのがありました。

まあけどこれは、毎日のように聴く音ではないし、さほど困らないですよね。

というか救急車の話で楽譜書いたけど、サイレンの音とかは、もはや曲みたいな感じでとらえている感じはありますね。

だから苦じゃないのかも。

最初の話からだいぶそれてきていますが、絶対音感ってこんな感じのことっていう話でした。

でもやっぱり、すごい人はすごいんだな。