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どんどん自分の靴が脱ぎにくくなっている

「あのひと○○らしいから、気をつけたほうがいい」

自分で言った言葉に、自分が傷ついてしまった。

わたしってこういう人間だったっけ?噂だけでひとを判断するような人間だったっけ?

自分の言葉に傷ついて、久しぶりにU理論のことを思い出した。

「自分の靴を脱いで、相手の靴を履く」という表現が出てくる。言い換えれば、自分の過去の枠組みからくる経験のレンズをすべて壊して、まるで他人の身体の中に入ったかのように他人のレンズを通して世界を実感すること、らしい。

22歳。どんどん、自分の靴を脱ぐことが難しくなっている気がする。大学生のときは、「そういう生き方もあるのね」と、当たり前に脱げていた靴が、どんどん自分の足に張り付いて、脱げなくなっている。

理由はわかってる。自分の靴が一番履き心地がよいからなのだ。22年間この靴を履いて生きてきて、急に他人の靴を履くのなんて、靴擦れしちゃう。挑戦せずに自分の靴を履き続けていたほうが楽なのだ。

自分の選択に自信をもってる。今まで経験してきたことでできあがった自分にも、だんだんと自信がついてきている。だからこそ、どんどん自分の靴が脱ぎにくくなっている。

だからどうというわけではないのだけれど、わたしは30歳になっても、60歳になっても、当たり前に相手の靴を履いてみることのできる人間でありたい。ので、履き心地がよいからと言って、自分の靴ばかり履いて、合わない靴を履いてみる前に否定するのはやめようと思う。気を付けよう。

そんなことを思ったのでした。じゃ、またね。


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