こやまもえ

理想のカフェをひらくための日々をメモ感覚で書きつづり、実現に向けてモチベーションを高めるためのnote。といいつつただの日記です。わたしが人生に苦しんだり楽しんだりしている様が見れます。【都内パン屋で修行中】

こやまもえ

理想のカフェをひらくための日々をメモ感覚で書きつづり、実現に向けてモチベーションを高めるためのnote。といいつつただの日記です。わたしが人生に苦しんだり楽しんだりしている様が見れます。【都内パン屋で修行中】

マガジン

  • こやまのショートショート

    文章くらい好きに書きたいので、物語を始めました。わたしが書いてるだけで、わたしとは全く関係のない登場人物たちの物語です。

  • 一次発酵中

    通勤時間30分を利用してつぶやくマガジン。一次発酵中なので、まだ未完成の言葉たち。更新がない日は、お休みか寝坊です。

  • 日常茶パン事

    パン修行の日々を気まぐれでつづる。

  • じぶんごと

    わたしが経験したこと、今も戦っていることの記録。自分のための記録ですが、同じような境遇で頑張っている誰かのためにもなれば嬉しいです。

  • 書いた子たち

    インタビューや体験記を、他の団体さまのアカウントで書かせてもらったものたち。

最近の記事

返信

彼からの返信を待っていたら、朝になっていた。 付き合って2ヶ月の彼は、LINEが苦手なようで、気が向いた時にしかかえってこない。 遠距離恋愛の私たちにとって、LINEだけが唯一の繋がりのように感じてしまう。昨日も、なんだか声が聞きたくて、「電話できない?」と送ったまま、ソファで寝てしまったのだ。 ・・・ しまった。また化粧を落とさず寝てしまった。重い体を起こすと、やけに腰が痛い。ソファでなんて、寝るもんじゃないな。 洗面台に向かい、鏡を見ると、そこには1人のお婆さん

    • かいぶつ

      ぼくのなかには、かいぶつがいる。 いやなことをされたり、大じにしているものをとられると、あたまがまっかになって、大きなこえをだしてしまう。せいぎょふのうだ。 きのうは、やすみじかんに、ぼくのじゆうちょうにだいちくんがラクガキしてきて、あたまがまっかになって、じゆうちょうをビリビリにやぶいてしまった。 おかあさんにそうだんしたら、「はるくんがわるい子だから、かいぶつがでてくるんだよ」と、またおこられてしまった。 おかあさんのことはだいすきだけど、ときどきこわい。いつおこ

      • 好きだよ

        おれは、弟が嫌いだ。 要領がよくて、お調子者で、友達がたくさんいて。 家の中のムードは、いつもあいつが決める。小さい頃から、母はあいつにつきっきりだったし、父は、運動神経のいいあいつとばかりキャッチボールをしていた。 だから正直、結婚式なんて来たくなかった。 「はるくん!」 幼馴染のはなが、嬉しそうに、笑顔で駆け寄ってくる。ドレス姿に見惚れないように気をつけて、「おめでとう」とだけ声をかける。 おれは、弟が嫌いだ。

        • ルックバック

          ずっと楽しみにしていた映画をみた。lookbask.直訳すると、振り返り。 作者の人生の振り返りだろうか。つられて自分の人生も振り返ってしまった。いい映画だった。自分のために感想を残しておく。 天才/凡人 主人公藤野は、自分の絵の上手さを疑うことなく4コマ漫画を描き続けていた。が、不登校の同級生、京本の絵を見て驚愕。圧倒的な実力の差に、一度は絵をやめてしまう。 そんな中、京本に卒業証書を渡しに行った日。京本の部屋の前には、たくさんのスケッチブック。 圧倒的な実力を持

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        • こやまのショートショート
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          14本
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          11本

        記事

          夢だけじゃ生きていけないから

          教育熱心な母が、わたしの進路に意見をすることは、少なくなかった。 そんな環境の中で、自分で生きる道を決定するということは、それなりに大変な作業だった。精神疾患を自認していた当時のわたしにとっては、尚更。 「こんなの、うまくいくわけない」 当時のわたしにそう一喝したのは、母の愛だったと今ではわかる。けれど、今でもその言葉に苦しんでいたりする。 「夢だけじゃ生きてけない。」何人もの人に、そう言われてきた。「正社員として働いてお金貯めながら、自分で好きなこと(ポップアップ出

          夢だけじゃ生きていけないから

          暮らしのおすそ分け

          友達が、田舎を訪れ、「暮らしのおすそ分け」という言葉を使っていて、素敵だなと思った話。 友達は、知り合いを頼りに、福島県の南相馬市を訪れたそう。稲刈り体験をし、たくさんの「暮らしのおすそ分け」をもらったのだとか。 そして、そのおすそ分けを、さらにおすそ分けするご飯会を開催してくれて。とっても美味しくて、満たされたのでした。 ーーー わたし自身、岡山に帰るたびに、暮らしをおすそ分けしてもらっている感覚になる。前回の帰省はイベントのためだったので、さらにそれを強く感じた。

          暮らしのおすそ分け

          地元への「うしろめたさ」

          10月中旬。山の上で、パンを焼くイベントをしてきました。場所は、わたしの出身地、岡山県。人口約140人の集落に、42人の移住者さんがともに暮らしている「美作市上山」という里山で。その中の移住者さんのところに春ごろに遊びに行って、チリ生まれの薪オーブンでパンを焼くことに!それがもう本当に楽しくて、友達にシェアしたくなったのです。 好きな人と、好きな場所で、好きなパンを焼く。ただそれだけだと思うかもしれないけど、わたしにとっては生きてて良かったと思うくらい、楽しかった。なんだか

          地元への「うしろめたさ」

          アンパンマン

          に、なりたいのかもしれない。そうなってくると、壮大な夢だ。 ひとつ違うのは、アンパンマンは自己犠牲かもしれないけど、わたしは自分が幸せな上で、だれかのことも幸せにできたら嬉しい。 パンをつくることが好きだ。だれでもお店に入りやすい、パン屋という営みが好きだ。 ただ、やっぱり、大変。なのを、わかってほしい。分かってくれているひとだけに来て欲しい。 わたしのやってることは、間違いじゃない。アンパンマンの作者、やなせたかしの言葉を都合よく解釈する。そんな夜。

          アンパンマン

          ブロ解

          Twitter、いやXで、最近いいねが来ないと思ってその人を見に行くと、ブロ解されていて、心がざわつく。が、わたしもその人のツイートが苦手で、ミュートにしていたので、どこかでほっとしている自分がいる。 ブロ解に心がざわつくの、高校生ぶり。いつまでTwitterやってんだろ。あほくさ。 -- 会ったことのないパン職人さん。アトツギ系の職人さんとは、一生分かり合えない気がしてしまう。 わたしは好きでパン職人をやっている。数ある選択肢の中で、これを選び抜いたのだ。 そうで

          結婚

          について、本音というか、今のモヤモヤをばっくばらんに書こうではないか。寝れないのでね。とてもキモい文章になる予定。眠れない夜に書く文章、ほんとキモすぎるの。絶対に読み返さないでおこう。 --- 脳の腫瘍が見つかって「今のままでは流産するでしょう」と先生に言われて、とてもショックだった。ショックを受けた自分に気づいて、「自分は少しでも子どもが欲しいと思っていたこと」を自覚した。 でも今すぐに欲しいわけではない。が、そういうのって、ほら、時間が必要なんでしょう?準備が必要な

          場所はいつも旅先だった

          仕事から帰ってすぐにベットに寝転がる生活。2日連続。昨日は、お風呂にすら入れなかった。 寝転びながら、「場所はいつも旅先だった」というドキュメンタリー映画を見て、あぁ、旅がしたいな、と思った。けど、この土日で初めて富山に行ったばかりなのだ。そうか、あれはわたしにとって、「旅」ではなかったのか。 わたしのことを誰も知らない場所に行きたいのかもしれない。友達との旅行も、もちろん楽しい。けれど、なんだか、こう。。東京にいるときと同じで、置いていかれないように、一生懸命になってし

          場所はいつも旅先だった

          静かな覚悟

          富山県氷見市に遊びに行った。 日本海らしい、かっこよく、荒々しい海に、何度も感動して、何度も写真や動画を撮った。 年始の地震が、能登の人々の暮らしを奪った。能登が近いここ「氷見」でも、家が半壊していたり、道が液状化していたりしていた。 被災している写真を、撮る気持ちにはなれなかった。 この大きな海が、波が、人間の暮らしを奪うかもしれない。容易に想像できてしまうほど、勇ましい海だった。正直、わたしにとっては怖いくらい。   「はるばる来てくれて、ありがとうね」氷見に暮ら

          こんなところに書くな

          「今死んでも後悔ない」って言うともだちに、「そっか」しか言えなかったし、冗談ではぐらかしてしまったけど、ちゃんと本音で「わたしは死んでほしくないよ」って言えばよかった。 次会う約束をできるのは嬉しい。わたしもずっと死にたがりだったから、そういう自分と一緒にここまで生きのびてきたから、人生の先に、たのしい予定を詰め込むのが習慣になっているよ。 あのとき、こう言えばよかった、ってのは、本人に言おう。読んでくれてたらラッキーハッピー。こんなとこに書くあたりが、わたしの弱いところ

          こんなところに書くな

          とある休日の日記

          こういう休日がすき。

          とある休日の日記

          「大人」初心者

          この夏で26歳になった。26歳はどちらかと言うと、いや、確実に「大人」だと、1ヶ月過ごして思った。「若者」と呼ばれる層が、下にたくさんできたからかな。周りからそういう扱いを受けるし、自分自身、そういう振る舞いをしたいのかもしれない。 昨日、よく行くまちのイベントに、仕事終わりに遊びに行った。 まちの「大人」たちが、とても楽しそうだった。「あぁ、大人になるのって、怖くない」。そう思った。死ぬほど安心した。と同時に、大人になるのをまた怖がっていた自分に気づく。 わたしが大人

          「大人」初心者

          経歴

          綺麗な経歴の人間ではない。が、そんな自分にしかできないことがあると信じて、自分なりの、小さな挑戦を積み重ねている。 自分の作品を載せるための自己紹介文で、「不登校だった経験から〜(省略)パン職人になった」と書いた。これでお願いしますとその文章を送ったが、その部分はすっぽりとなくなっていた。そして「大変だったんだね」と心配された。そのコミュニティでは、わたしのことじゃなくて「綺麗な作品」が必要だったんだなと、反省した。心配されたかったわけじゃなくて、ただ、わかりやすいかなと思