ドイツ・ガス代高騰の現状

ドイツでは今、ガソリンの高騰もさることながら、ガス代の高騰が半端ないです。(ガソリンは今、1リットルおよそ1,90€ / 228円程です。)

現状をお伝えしたいと思います。

ー我が家/3階建て一軒家の場合ー
・3階は使用しておらず、1、2階で夫婦2人暮らし。
・セントラルヒーティングで居住空間全体(1、2階のみ)を暖めるのにガスを使用。(ガスで温めた水を回して温める暖房。日本でも北海道ではよく使われている気がします。)
・ガス使用は暖房だけ。

以上の条件で、月に28.296kWhを使う設定(ドイツでは過去の使用量を元に計算された金額を先払いで支払い、後に実際の使用量との差額が返金又は追加請求されます)で、請求された金額がこちらです。

9月まで215€(1€ 120円計算で25,800円)
10月
430€(同 51,600円)
11月
から516€(同 61,920円)

月々です!

10月以降のガス代が2倍になるよ」という値上げの手紙が8月末に届き、おののいていたら9月末に「11月以降が、さらに値上げになったのよ(9月までの料金から2,4倍の価格だよ)」という手紙が届きました。

8月末 1回目の値上げ通達のお手紙
9月末 2回目の値上げ通達のお手紙

Gas/ガス
Wasser/上水道 39€(同 4,680円)
Abwasser/下水道 89€(同 10,680円)

11月から我が家のガス・水道代は月々77,280円です。…凄くないですか?
これは支払いに困る人も出て来ると思います。急に住居自体やその暖房システムを変えることも出来ませんし。
勿論、ガスの使用量によって金額は変わります。我が家はガスを結構使っている方だと思います。
我が家のはひとつの例ですけれど、金額云々よりも、価格が2ヶ月後に2倍以上になるという現実。
その他、食料の価格も上がっており、家計の圧迫が半端ないです。

9月に1度、ガソリンやガス、エネルギー高騰に対する補助金が出ました。
補助金 300€ (同 36,000円)

ミニジョブや会社員には雇い先を通して支払われ、自営業には税金の減額がされたようです。
年金生活者には出ないようですが、その理由としては「この7月から年金自体が増額されているから」だそうです。

この補助金、1回きりなのか今後も支給されるのか。
また、例えば住居を共にする夫婦がどちらも仕事をしていた場合、その家庭には300€×2=600€が支給されるのに対し、専業主婦(主夫)がいる夫婦では300€のみとなる…のでは?これは平等?
などの疑問もあります。
※実際はどうなのか、私には情報不足でなんとも言えませんけれども。
ただ、素直に、補助金が頂けると助かります。

最近はすっかり秋らしくなって、気温も日中の最高気温で12度とかですけれど…。ドイツの冬は寒くて長いですけれど…。
暖房費節約、頑張ります!


2022年10月3日



ありがとうございます。励みになります。 頑張って更新しますね。夫と美味しいものを食べたいな。