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ありのままの私に出会えた場所 ー対話で自分を学ぶスクール「生き方テラコヤ」ー

 生きる意味ってなんだろう?
 幸せとは?

そんな哲学っぽいことを考えるのが、小さい頃から好きだった。小学生の頃は、どうやったら世界中の人が幸せになれるのか、真剣に考えたりしてたな。

 どうしてこんな感情になるんだろう?
 それにはこの過去が関係しているかも

そうやって自分ともたくさん向き合ってきたから、誰に自慢するわけでもないけど、自己分析だけは自信があった。

だけど半年ちょっと前、私は「今まで全然自分のこと見れてなかったんだな」とびっくりすることに…!

そのきっかけをくれたのが、対話で自分を学ぶスクール「生き方テラコヤ」との出会いでした。

***

「生き方テラコヤ」との出会い

2020年4月。1回目の緊急事態宣言が出された頃、私はオンラインのトークイベントに出演しました。

バリスタのザックさん、絵を描いているなっちゃん、シンガーソングライターの私がゲストで、主催のこのみんと多様な生き方について想いを共有するイベント。

そこで繋がったなっちゃんのTwitterで、「生き方テラコヤ」という名前を知りました。

名前を見た瞬間に「おもしろそう!」と思って、ホームページを見てみると「対話」やデンマークの「フォルケホイスコーレ」という言葉が。

詳しくは知らないけど、なんとなく北欧では生き方の教育みたいなものが進んでいるというのは知っていたので、ますます興味が湧きました。

そんなある日、「一緒に生き方テラコヤを作っていく人を募集」というお知らせをたまたま見て、思い切って連絡。

それがきっかけで生き方テラコヤに入ることになりました。

今まで求めていた「対話の文化」

生き方テラコヤが大事にしているのが「対話」。私はこの言葉をここで初めて知りました。

「対話って何?」と聞かれるとうまく説明できないので、学長の山田瑠人さんの記事を引用させていただきます(笑)

私が受けた印象は「優しい会話」。キャッチボールというよりは、その人の言葉だけでなく、そこに含まれる想いをみんなで優しく受けとめるような時間。

こんなコミュニケーションが取りたかった。
そう感じました。

私は昔から言葉に敏感で、その力や刺激を良い方にも悪い方にも受けやすい気質。だからこそ人一倍、発する言葉には気を遣ってきたし、人の言葉も優しく受けとめる努力をしてきたつもり。

でもなかなか自分の言葉を「受けとめてもらえた」と感じられる経験が少なかった。だから、自分にとって大事なものを伝えるのは怖かった。

そんな私も生き方テラコヤの対話の文化の中では、考えや価値観をいつも以上に安心して話せていて、本当に衝撃を受けました。

この文化、もっともっと広がってほしいな。

「コーチング」への興味

生き方テラコヤで知った言葉がもうひとつ。月に1回、対話のプロである登録コーチと1対1で話せる機会があって、私は初めて「コーチング」というものを体験しました。

簡単にいうと、コーチが問いかけを通して相手から想いを引き出していくというもの。

人の話を丁寧に聴くのが好きで、それを何か活かせないかなとひそかに思っていた私にはこれだ!って、心にスパンと刺さりました。

コーチ側が教えたりアドバイスしたりするのではなく、誰でもちゃんと自分なりの答えを持っていると信じ、それを引き出すサポートをする。

その姿勢がとても素敵。

2020年の秋には、コーチングの勉強をするコースに参加して、心の構造を学びながら実践もしました。

私は普段シンガーソングライターとして活動しています。

自分の想いを歌にして届ける。それは一見自己主張が強い行動とも思えるけど、私の場合は「問いかけ」がしたかったのかもしれない。

歌を聴いてもらうときいつも、聴いてくれる人の心にいい変化があるといいなと願ってる。

だから聴いた後で、感じたことや心の変化を話してくれる人がいると、心からうれしいんです。

私の中にこういう想いがあったからこそ、コーチングに惹かれたのかもしれない…と今初めて思いました(笑)

歌うコーチングってなんかいいかも☺︎

「Being」から生きる

コーチングについて勉強する中で、私は自然と自分自身と深く向き合う時間が多くなりました。

人の心の声を聴くために、まず自分の心に耳をすませてみる。

そうすると、自分が今までどれだけ自分の感情を無視していたかが痛いほど分かりました。

例えば誰かに嫌なことを言われたとき。私の場合、すぐに「そんなことないよ」とその言葉を否定したり、「相手も悪気はないんだ」と擁護したりする。

それは自分の心を守ったり、上手に世を渡っていくために大事な力かもしれない。

でも実はそこで、「悲しい」という感情を置いてけぼりにしていたんです。

この辺の話は長くなるのでまたどこかでするとして、私にとって衝撃的なこの事実に気づいてからは、まず出てきた感情をじっくり味わうようにしてみました。

やりたいこと、届けたいこと、たどり着きたい場所…ずっと考えてきた。一生懸命ひとつずつ実現もさせてきた。

でもずっとどこか満たされなかった。

自分のことを、ありのままを見られるようになってきて初めて、私は「在り方(Being)」に近づくことができました。

私は、朝カーテンを開けると差し込んでくる、やわらかいひだまりみたいな、そんな心で空間で生きていたい。

それなのに、やりたいからって苦しい環境に身を置いたり、たどり着きたいとストイックになりすぎたり…そりゃ幸せじゃないよね(笑)

「Being」というものを知れたから笑えちゃうけど、知らなかったらずっと満たされない心を抱えながら走り続けていたかもしれません。

***

ただ、ありのままで生きてゆけたら

「生き方テラコヤ」についてたくさん書いてきましたが、回し者ではありません(笑)

ただここで感じたこと、体感したことを言葉にしておきたかった。これがもし必要としている誰かに届いたら、幸せです。

ひとつ言いたいのは「自分を知るって楽しいよ!」ってこと。

これからも私は一番近くて、時に厄介で愛おしい、自分自身と向き合い続けていくと思います。

そしてできれば「ありのまま」で生きられるように整えていきたい。それが自分を最大限に活かせる近道だと思うから。

そうやってひだまりみたいな優しい輪が、どこまでも広がっていくといいな。

▼「生き方テラコヤ」のホームページ

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