見出し画像

学生でも無いのに働いていない。

大学卒業後、無職。

これだけ見てあなたはどう思うか。また私は社会からどう思われるんだろうか。でもこれが、私と言う人間の状態の一部を言語化したもの、であることに変わりはない。批判からも逃げない。

学生でも無いのに働いていない。そのことがどういうことを意味するのかも、私は自分なりに理解しているつもりだ。それでも、社会にはこんな人間もいる、と知るだけでもいいから、どうか知って欲しい。


自分がここに存在していていいんだとか、自分は自分のままでいいんだとか。そんなことを世間一般よりも思えずに生きてきた、自分には親から養育費をかけられる価値が無いと思ってきた。

働く経験も、大学一年生でやったアルバイトだけ。それも抑うつ状態が酷くなって結局、三カ月ほどでやめてしまった。そこから働くことが怖いと思うようになって多分、今に至る。

大学三年で少しと四年の冬に就活した、大学キャリア支援課にも足繫く通った。卒業直前からはハローワークにも通所し、卒業後も、ほんの数か月前までお世話になっていた。


でも、また抑うつ状態が重い方に傾き始めた。

生きることがしんどいと思う日が増えた。ハローワークに行かなくちゃと分かっていても朝起きれない、着替えなきゃ、髪と顔を整えなくちゃいけないのは分かっているのに、どうしても身体が動かない。やっとの思いで着替えだけして家を出て、数分遅刻する、みたいなことが増えた。

言い訳をすると私は普段、遅刻はしない。何なら遅くとも5分前にはその場所に到着するように行動する。だから遅刻が増えるのは私の場合、精神状態が芳しくないことを示す、ある種のバロメータのようになっているんだと思っている。

そんなことが続いて、6月頃、少し就活を休みたいと思っている旨を申し出た。親にも話したら、焦らないでいいと言ってくれた。


それから二カ月が経とうとしている。

希死念慮に襲われ、常に頭のどこかに「死」が出現する。たまに調子のいい日には「死」を感じなくて、だけど逆にそれは異常なんじゃないか、とすら思う。そんな日々を繰り返しているのが最近。一日のうちに情緒が何度も傾くから、心の天秤がグラグラする。

就労意欲があるのかと言われたら、何とも言えないと言うのが正直なところだと思う。責任を問われる何かをすることが、今の私にはしんどい。生きていることからも逃げ出したいとすら思う。

起床時間なんて日によってまちまちで、午前に起きる日もあれば午後に起きる日もあって。しんどかった大学生の時だって、しんどいと言いながら頑張れていたのに、今はもう何か頑張ることも気力が向かなくて。

でも、気持ちと反比例して、家事と読書はするようになった。料理に至っては最近楽しくて、料理に関するnoteを投稿する頻度も増えた。週一で図書館に通い、とにかくその時の自分が読みたい本を五,六冊借りて、自宅で読み耽る。

皮肉にも、卒業後、いつだって私の身体は健康で。

数か月前、家族が立て続けに風邪をひいた時も、私だけがピンピンしていた。自分なりに、手洗いうがい換気、を徹底していたからだと思う。風邪をひくのが悪いと言うのではなくて、多分私が、健康に対して、誰よりも気を使っているからだと思う。言わば健康意識が、人より高いんだと思う。


インスタのストーリーが友達の旅行やお出かけで埋め尽くされた、この連休。彼女達はちゃんと地に足をつけて、社会人の一人として働いている。稼いでいる。もちろん他の多くの友達も。多くの友達は、雇用形態がどうであれ、労働義務を果たしている。だから、旅行やお出かけをしたり、何かを楽しんだりする「権利」がある。

でも私にはそれが無い、と思う。どこかに出掛けるとか何かを楽しむことは、働いていない今の私には許されない。そう思ってしまう。だからと言って相手を羨むとか妬むとか、そういう類は一切ない。だってそうなったのは全部、私の蒔いた種なのだから。そう思う。



この状態、いつまで続けるつもりなんだろう。

最近よく思う。
私は何をしているんだろう。










もう何もしたくない、どこにも存在したくない、存在するのが怖い。このまま生きられる気がしない。空気でいたい。誰からも見えなくなりたい。透明になりたい。無になりたい。全部全部、ぐちゃぐちゃのごちゃごちゃにして私と言う存在が始めから無かったことになればいい。誰も私のことなんて忘れていればいい。

そんなことをほざきながら、でもしぶとく足掻くしかない。


読んでくださってありがとうございます。











p.s.
今日の月をデジカメで撮影したのが見出しの写真。実は一説によると、今日の月には"十三夜の月"と言う名前がついているらしい。上弦の月と満月の間にある月のよう。

また飲みたいなあ、タリーズのハニーミルクラテ。これ飲みながら書くと、執筆が捗るんです…!