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檸檬と今の私

今どうしようもなく落ちて病んでいることなんて、誰も知らなくていい。まるで、果実としての檸檬。瑞々しく爽やかなあの感じと、相対するようだ。

梶井基次郎の檸檬を、高校の授業以来、再読した。そうしたら、実はそれの原型作とされるものがあることを、今日初めて知った。それが"瀬山の話"と言う短編。檸檬における主人公の、不穏な言動の様が如実に描かれているそれは。今の私に、めちゃくちゃに刺さった。自分が病んで堕ちている時に、あの描写は。本当、刺さりまくりだった。今はただ、それだけをここに記しておきたかった。

駄文にお付き合いくださり、ありがとうございます。

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