◇あなたの弱さは誰かの為になり、希望になる。#224

「弱くたっていい。弱いままでいい。
弱いからこそ人は強くなれる。」

これは大好きなボーカリストの言葉だ。

ありきたりな言葉かもしれないけど
私はこの言葉が強く心に残っていて

今でも時々思い出す。

今日、自分の弱さを私に打ち明けてくれた人がいた。

私は弱さを持っている人は
本当はとても強い人だと思っている。

もちろん「私は弱いから〜！」と
悲劇のヒロインになっている人ではなく
きちんと前に進んでいる人に限る。


その人は私に自分の過去を話してくれたのだが
想像をはるかに超えるくらいの

様々なつらいことや悲しいことを経験してきて
いまに至っていた。


涙ながらに話すから
もしかしたら誰かにとってはその人は
「弱い人」となるかもしれないが

その人はまっすぐな目をして
「私は絶対に良いことがある、って信じて毎日生きています。」と
胸を張っていっているし

どんなつらい経験や悲しい経験をしたとしても
決して恥じることがない、この経験が誰かの役に立つかもしれない
とまっすぐな目をして語っていて


私はそんな彼女を見て弱いんじゃなくて
とても強い人なんだ、と思った。


類似記事：◇人に頼るのは『弱さを見せられる強い人間』だからだ。＃177



本当に弱い人ほど
自分の弱さを誰かに見せることが出来ない。


それは心のどこかで
自分は弱いとは認めていないからだ。


反対に自分の弱さを誰かに見せられる人は
自分は弱い人だと認めている。


自分の弱さを受けとめ
それが誰かの希望や勇気になってほしい
役に立ってほしいと
その弱さを誰かの為に使うことが出来る。


自分の弱さを誰かのために使うなんて
強いからこそ出来ることであって

決して弱い人間には出来ないことだ。



そうやって
自分の弱さと向き合っているからこそ
人は強くなれる。


もとから強い人間は弱さを知らない。

でも、弱い人は弱さを知って強さを知っているから
本当の強さを知っている。


真の強さはきっと弱さを知っている人にしか
わからないのだろう。


私は弱いから…と落ち込まなくていい。

涙を流したからといって
自分は弱い人間だと決めつけなくていい。

自分の弱さを打ち明けることを恥ずかしいことだと思わなくていい。

弱さは決して悪ではない。
人を強くさせてくれる大事な存在だ。

だから、弱いまんまでいい。

弱いからこそ強くなれるのだから。


私も弱い人間だ。

きっとこの弱さは

誰かのために使えること
誰かの救いや希望になれることを信じて

私は強くなると決めて
今日も一歩一歩前に進んでいく。


きっとあなたの弱さも
誰かのためになり、誰かの希望となるはずだ。


あなたは弱い人間じゃない、強い人間だ。