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ニュージーランドでの保育現場見学〜現地で働いている方にお話を伺って〜

友達を訪ねる旅をしている途中でニュージーランドにいたけど、先日保育園に行って日本人の方にお話伺える機会があったから新鮮なうちに感じたことを残しておきます!!

昨日までニュージーランドにいました。
目的は日本人の友達を訪ねるためですが、せっかくならってことで、以前ワーホリしていた時のホストマザーを訪ねることになっていました☺️

前日に私の航空券が上手く発行されてなくてフライトが遅延して、到着が遅れたため予定していた時間に会えず、次の日にホストマザーと会うことに☺️

航空券のトラブルは、Expedia上で席は確保されているけど、航空会社の方には登録がないというややこしいことになっていたらしいです…。
便名がわかってたおかげで無事搭乗はできましたが、もうExpediaでは取るまいと思いました…!


着いた日は友人の家に泊まって、夕飯をご馳走になったりお話して、次の日のホストマザーの都合のいい時間まで、一緒に友人の職場で過ごしました🥰

その後、保育園で休んでる先生がいて、人数少なくて外には抜けられないから職場まで来てほしいとのことで保育園に行ってきました!

日本では仕事中に訪ねていくなんてタブーだし、邪魔になると思っていたのですが、着いたらめっちゃwelcomeで迎えられました😂

早速ホストマザーが出てきてくれて、館内案内してくれました!
そこまで広くはないし、遊ぶものもたくさんあるわけじゃない、本当に部屋に机と椅子だけの空間。
私の知っている保育園とはかけ離れていて驚き…!

ひと通り案内が終わると、コーヒー飲める時間があるか聞かれたので、あることを伝えるとまず子供達とスタッフに紹介してくれました!

しかし驚いたのは、私が行った時にいたのは3歳にも満たない子供達が10人程度。
保育士は5人+事務作業やらで2.3人。
当たり前ですが、遊びに夢中で聞いてない中、前に立って、知り合った経緯から呼び方まで紹介されたんです!

職員も仕事中だし、あまり聞いてないんだろうな〜と思っていたら質問攻めな上に子供達まで寄ってきて本当に可愛かったし、驚きでした🫣


その後、ホストマザーがコーヒーブレイクを同僚と調整してくれて休憩室でお茶しました。
仕事中に来てしまって大丈夫だったか聞くと、全然問題ないがどうしてそんなこと聞くのか、と逆に尋ねられました。

そこで日本では仕事中に友人が来たから、と仕事を中断したり休憩を取ることはないことを伝えると、とても驚かれました。

「子供を見るのは仕事。でも自分達や家庭が1番。仕事で子供を見るのは優先順位的に自分が大事にしているものの次。だから気にしないでいいよ」と言ってくれました☺️

そして併せて、「子供達は敏感だから、大人の感情は雰囲気で伝わってしまう。自分達が元気で楽しく関わらないと、子供達に悪影響だよ!大人が楽しそうにしてたり、自分が友人や家族を大事にしてるのを見て、家族や友達は大事だって思えたり、大きくなると楽しいことがたくさんあるんだろうな〜って思えるんだよ。もちろん今日みたいに理由は説明しないといけないけどね」
と言っていて、今までの行動に納得しました。

そこでは移住された日本人の方も働いていて、お話できました☺️
日本で保育士をやっていたときと今を比べてお話してくださって、保育士でない私も勉強になりました。

「日本では、保護者の目が厳しかったり、保育士歴で見られて方針はベテランの人が決める、持ち帰り残業当たり前で、ストレスだったし辞める人も多かった。でもここでは、それぞれの関わり方が正解だし、作るものも自分達がやりたければやる、保護者はお願いしてる側で、対等な関係でいられる。自分の関わりが全肯定されるし、プライベート優先な分、自分に心の余裕もあるし、私はニュージーランドの保育の方が好き。日本はまだ変わってないっていうけど、少し取り入れてほしいと思ってる」
とおっしゃっていて、私も取り入れてほしい!と思いました🥹💕


ニュージーランドでは、1人あたりの保育人数が少ないのも、この保育ができる背景としてあると思います。制度が違うので、日本とはできることも違うでしょう。

私は保育士じゃないけど、取り入れられる部分は取り入れたら、保育者も子供達にとってもいいんじゃないかな〜と思いました🥹

小児科で働いていて、保育士さんとも接する機会も多いですが、みなさん子供のためにそれぞれ考えているけど、それを形にできない、「今までこうだった」という前に習えの慣習が多いように思います。

新人さんでも素敵な考えだなーっていう方もたくさんいるし、ベテランの方でも子供のこと考えてないなーって人もいるし、本当に人それぞれ。

もちろん、全員が常にいい関わりは難しいし、それぞれが思う保育をすればいいと思うし、それが実現できることで保育士さんも働いてる満足度も上がるんじゃないかな?と思います🤔

残業はないに越したことはないけど、今の体制じゃ厳しいのなら、少しでも自分のやりたい保育のために準備できる方がずっと心にかかる負担は少ないんじゃないのかな、と思いました。

そしてニュージーランドのすごいなって思ったのは、3歳にも満たない子を大人と同じように扱うところです。

子供は言葉を理解しているから、対等に話すべきだっていうのを実践してるのを見て圧倒されました…。

子供だし仕方ない、にはならない。
どうして怒っているのか、今どういう状況だから待っていてほしいのかを説明して、それでも泣いていたら少し放っておく。

もし泣き続けたり、悪いことをし続けても「説明したから」「子供も理解はしている」と保育者も親も全くめげないし、ダメな親だ、とか罪悪感を感じていないんだそうです。

日本はどうしても「泣かせておくなんて可哀想」とか「うるさいから静かにしてほしい」みたいな周りの声が気になってしまったり、言われるお母さんを多く見ます。

でもそれは、成長の過程で必要なことであって、決して悪いことじゃありません。
だからお母さん方にはあまり自分を責めないでほしいし、いい意味で子育てに適当になってほしいなと思います🥹


ニュージーランドのような子育ては賛否両論あるでしょう。
私は看護師だし、保育士さんじゃないから保育士さんから見たら全然違う!とか思うところはあると思う…🥹

でも私が見てきた経験の中で私が感じたことなので、そう思ったんだな〜くらいに受け止めてもらえれば幸いです🙇🏻‍♀️


夢物語かもしれないけど、日本でも保育士の心を健康にするために働けるようになってほしいし、保育者1人1人が自分が思う保育観を大事にできるといいなと思った1日でした🥹❤️

#ニュージーランド #保育園#日記

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