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【詩】愛と快

快くうなずいたきみは
左手で私の右手を握りながら
前を向いて歩いている
歩道も信号もない
車も通らないあぜ道を

きみには
愛がわかるのだろうか
それは決して見つかることのない
幻の宝石なんかじゃないと
教えてくれた

快ではあるだろうね
愛なんてわからなくても
手をつなげはきみの温度がある
見つめ合えばその中に縁が宿る
だって僕らは生き物だから

知りたくなったら
きみの小さな鼻に聞いてごらん
快にだっていろいろあるから
愛の匂いの快を辿るよ
だって僕らは生き物だから

あたたかさも快だよ
ここちよさも愛だよ
でもそれを決めるのは
ぜんぶ君だよ






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