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「命名以前(20w4d)」日本現代詩人会第26期・入選

妊娠6ヶ月当時の詩「命名以前(20w4d)」に
入選をいただきました。(塚本敏雄さん選)
ありがとうございます。

以下HPに全文掲載されております。

生まれてくる子どもへの名付けについての詩でした。

いただいた選評にとても心動かされたので、引用させていただきます。

作者は、現在妊娠中。妊娠、出産とは、不思議な世界です。神秘と言っても良いでしょう。つまりここには「詩」があります。さらに、生まれた存在に名前をつけること。これも不思議な行為であり、ここにも「詩」が満ちています。それらを言葉で掬い取り、詩の形に昇華させた作者に賛辞を送ります。

日本現代詩人会 投稿詩第26期
塚本敏雄さん選評より


妊娠や出産についての詩は誰に頼まれたわけでもなく自分でもよくわからないまま書きたくなるので書いているのですが、改めてこのように評していただくとたしかにこの非日常な日常である「不思議な世界」に惹かれてやまないからかもしれないと気付かされました。

いのちのはじまりについて考え出すと果てしなくて興味が尽きません。妊娠によって実生活でも変化していく自身の肉体や精神面、子宮というひとつの臓器に大きく動かされる私といういち個体。その神秘のなかに「詩」が満ちているということをはっきりと言葉で受け取ったことで目が開かれる思いでした。

今回は女の身体で妊娠した身としての詩を求めましたが、きっとこのいのちの不思議に包まれた世界にはもっといろんな神秘に満ちていてだからこそ、そこに手を伸ばすように詩があるのかもしれないと感じました。

ちなみに現在妊娠9ヶ月になりましたが、
まだ名前は決まっておりません。。
いつ決まるのかも神秘かな……。


選外でしたが、詩「時をかける」も草間小鳥子さんに"惹かれた作品"としてご紹介いただきました。ありがとうございました。


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