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詩とその周辺

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#詩

詩誌「La Vague」に参加しています

この春創刊の詩誌「La Vague(ラ・ヴァーグ)」に書き手として参加しています。 主宰である雪柳…

有門萌子
1年前
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有門萌子(ありかど もえこ)です。 詩を書いています。 1990年兵庫県生まれ 第33回伊東静雄…

有門萌子
1年前
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それでも投稿したい詩人への【詩の投稿先まとめ】〆切別・月間年間スケジュール付

本格的に詩作を始めてから1年半ほどですが、書きはじめの頃に「詩の投稿先」についての情報が…

有門萌子
1年前
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【ご報告】デジタル写真集が発売されました

このたび、写真集が発売になりました。 詩人・カメラマンとしてご活躍中の多彩なアーティスト…

有門萌子
1年前
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「河原」

なんだか歩きにくくて 頁をひらくと そこには丸石しかなかった 角が立たないようにもともと 生…

有門萌子
1年前
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information(2022年版)

有門萌子(ありかど もえこ)です。 詩を書いています。1990年兵庫県生まれ。 ☆詩の掲載や選…

有門萌子
1年前
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[詩気よみ]だれかとみえる詩情を詩にする(&Uの詩空間)

そんなことをやってみたく、 はじめてみました。 考えていたものとしては、 どなたかに 【ひとつの単語】と【それにまつわるなにか】 (思い出話でも気分でも、感情でも、音でも、特になしなら無くても) を聞かせていただき、 お話をしていく中で感じたところを 即興で詩にしてみる、というもの。 日頃、人と話すなかや、日常の景色の中で 「あ、これは詩」 という瞬間がたびたびあります。 詩になるような趣のことを"詩情"と呼ぶのだそうですが、 人それぞれに流れている"詩情"みたいなものが

【&U詩】夢尽日記

尽きることは 進んでいく 月日が 尽きるまで 活字の海に舟を浮かべ 我が身尽きるまで 漕ぎいで…

有門萌子
3年前
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【&U詩】合成檸檬

音が あふれている 自分の声だけれど 自分の声ではない 日に照らされて 距離を踏む 音が 風に…

有門萌子
3年前
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詩が歌になりことばは死と再生する「こころ」

けっこうな衝撃でした。 雷に撃たれたような、というのは落雷の実体験がありませんが、ふと曲…

有門萌子
2年前
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Akiさんのブログに詩を掲載していただきました(詩・こころ)

いつもご覧いただきありがとうございます。 先日、シンガーソングライターのAkiさんのブログ…

有門萌子
3年前
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【詩画】「祝春」と「たね」でこうなります

…芽吹いた〜🌱 (ここは笑うところ🌸)

有門萌子
3年前
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【詩】たね

点 重い 土を じ、くりと 時、間をかけ 確かに押しのけ ただ腕を伸ばす どうしようもなく 伸び…

有門萌子
3年前
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【詩】祝春

とつ ふさり ふさり 新芽たち 土を払い 日の世界へ 顔を覗かせ 明るい箱庭に 誘われた風が 若い緑を歓迎し 降りしきる花弁 終と始が縁取られ 返礼は無垢の契り 土色の闇が拓け 眩しさが満ちる ここはどこ 我思う故に ひかり 温もり 地 底より巡ってきたひとつの点が在り 波 感じてこれまでとは違う呼吸の開始 たかく ひろい 深い潜りの 目が覚めた 果てのなさが嬉しい 寄る辺なく恐ろしい 時を同じくする仲間が 驚くほど近くにあって 世界を祝い交わし 初風に身を震わす 間違いなく