【&U詩】合成檸檬

音が
あふれている
自分の声だけれど
自分の声ではない
日に照らされて
距離を踏む

音が
風に乗り
領域を超える
手を離れていく
高い 低い
ふとい ほそい
透明感 重厚感

音が
一粒の音が
凝縮され密集し
はじけるとき
酸の線譜に
快の音符を

だれかの
音が
わたしの


かねイルカさん、ありがとうございました!

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