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アフリカ、ベナン 初日に受けた衝撃の数々
前回はアフリカに旅立つ経緯について書きました。
12/1、出発の日を迎えます。
今回の目的地は西アフリカにあるベナン。韓国の仁川、エチオピアのアディスアベバ経由の、合計24時間を超えるフライトで向かいます。
経由するたびに増えるアフリカ人比率におどおどしながらも、鬼滅の刃のアニメを堪能してるうちに、ロスバゲもなく無事到着。
空港から出た最初の感想は、「ここサウナ?」。ベナンでは気温は30℃程度なものの、湿度が体感値で日本の2倍以上はありました。汗ですぐにベタベタになりましたが、周りを見ると長袖の人ばかりで謎に包まれました。
これでエアコンなかったら死ぬと思いつつ、迎えにきてくれた友人と合流。(この後案の定エアコンのない暮らしを体感することになります)
まずスーパーに立ち寄り、水を購入。
なお、ここベナンは英語圏ではなくフランス語圏です。英語でも何とかなったりするかなぁ、と甘い気持ちでスーパーの会計に挑むが、まったく通じず。入国30分で、言葉が全く通じない世界に来てしまったことを自覚しました。
バイクは無免許運転・・?
車に乗り宿泊する家へと向かうと、すぐさまバイクに取り囲まれました。
まぁバイクの多さは台湾でもタイでも変わらないな、と思って乗っていると、異変に気づく。
やばい、ジェットコースター並に揺れる・・
バイクの人たち運転適当すぎない?
待って、今逆走する車いなかった?
よくよく見聞きすると、以下の事情が判明しました。
・道に穴がたくさんあり、ときには数メートルの穴もある
・道にはヤギやいろんな動物が飛び出す(ちなみにベナンのヤギ、短足でめちゃかわ)
・バイクは無免許でも乗れる
・混んでるときは反対車線を開放したり使うこともある
・飲酒しても運転する人が多い
・・・突っ込みどころが多い。反対車線を逆走するってカーレースゲームでしか見たことない。
とはいえ、ベナンには人が乗るための鉄道はなく、車社会です。
入国1時間で、今後事故に遭うであろうことも覚悟しました。
ちなみに、友人は3ヶ月で4回バイク事故に巻き込まれたそう。逆に今生きてて本当によかった。
数分に一度「ヨボヨボ」と呼ばれる
街の風景も、想像はしていたものの、これまで滞在したどの国ともまるで異なる光景でした。
大きな建物はなく、個人経営の小売店が立ち並ぶ。まるでAllways三丁目の夕日のような風景。
人が多い。若い人がとにかく多い。平均年齢は15歳程度だそう。
(こんな感じの小売店が街中にたくさんあります)
町中を歩くと、何故かしきりに「ヨボヨボ」声をかけられました。
これは私が老人のように姿勢が悪いからではなく、「ヨボ」が外国人を意味しているそう。
外国人が圧倒的に少ないベナンでは、私の存在が珍しいのです。あまりに珍しがられるので暮らしている上では楽しい体験ではありますが、後々ビジネスでは現地の方より信用してもらえない等のデメリットも感じていきます。
家電のない生活
家に到着しました。
早速井戸を発見。井戸から水を引いてるんだそう。
次に、お風呂を案内してもらいました。
お風呂では、桶に水を溜め、水をすくって体にかけて入浴します。もちろんお湯はない。
シャワーヘッドがあるだけ嬉しかったですが、数日後シャワーは出なくなりました。
見渡すと、事前に聞いていた洗濯機以外にも、電子レンジや掃除機などもありません。
このお家には冷蔵庫はありますが、冷蔵庫もない家が普通だそう。
洗濯や掃除は、こっちでは人がやる方が安いとのこと。勿論スマホは普及しています。
そういった現地の皆さんの生活観は、生活していくうちに理解していくことになりますが、初日はひたすら新鮮さを感じてばかりでした。
適応できるかな、と少しだけ不安になりつつも、異世界のような新しい毎日に対するワクワクが勝った初日でした。
次回は、二日目以降初めて食べたベナンのご飯や職場体験について書こうと思います。
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