彼女を作りたいと奮起するが、男同士の友情が熱い映画「Gメン」

2023年公開 120分
監督 瑠東東一郎
原作 小沢としお 「週刊少年チャンピオン」連載同名コミック
脚本 加藤正人 丸尾丸一郎

C)2023「Gメン」製作委員会 (C)小沢としお(秋田書店)2015


4つの女子高に囲まれた私立武華男子高校に、「彼女を作りたい」という理由だけで転校してきた高校1年生の門松勝太。しかし彼が入ったクラスは、校舎から隔離され教師たちも怯える問題児集団・1年G組だった。勝太は荒れ果てた教室やクセの強いクラスメイトたちに驚きながらも、恋に友情にと楽しい日々を過ごす。しかしそんな彼らに、都市伝説と化している不良グループ・Gメンが死闘の末に潰したはずの凶悪組織・天王会の魔の手が迫っていた。



最初に言っておきます、原作は未読です。

童貞で彼女を作るために奮闘する主人公、門松勝太を演じるのは元「King & Prince」の岸優太
天然っぽいキャラで仲間のため、女の子のためならバカ強い力を発揮する。
それとは逆に王子様的モテ男キャラを演じる竜星涼。主人公のバディ的存在になるんだけど、彼の悩みがなんとも残酷で、、、。
そして副番長的キャラを演じるのは高良健吾。頼れる兄貴分的存在。が、しかし彼にも悩みがあるのだが、不良漫画には珍しい設定で感心した。
番長的キャラを演じるのは田中圭
さすがに高校生役は無理があるだろうと思ったが、田中圭田中圭しているだけだったので、すんなり受け入れられた。
この映画で一番ぶっ飛んだキャラを演じていたのは間違いなく吉岡里帆だろう。吉岡里帆が好きな人は必見です。
個人的にはヒロイン演じる恒松祐里が終盤、可愛く見えてどうしようもなかった。
内容は全体を通してテンポよく進み、熱く胸打たれる友情シーンもあり、コミカルなシーンを豊富に入れることによってソフトな不良映画になっている。

アクションシーンもしっかりしていて良いのだが、激しいアクションシーンのほとんどが岸優太。もちろん主人公だから仕方のないことなのだろうけど、岸優太を全面的に持ち上げているような感じがしてしまう。他のキャストのアクションが薄すぎて(演出の問題なのか、演者の問題なのか?でも竜星涼は戦隊モノ出身だし)全体的に岸優太かっけえええって感じで、岸優太のための映画になっている。
岸優太ファンは良いかもしれないね。

引用記事

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