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また増えた…

小児科の先生は
採血後、点滴の処置をされて
私に話をしました。

「私は今の処方されてる薬は
全部必要ないと思ってます。
今回、娘さんに処方するのは
そんな強い薬ではありません。

最終はこの薬だけで私はいいと思います。
とりあえず、一番服用期間の短いものから
減薬して、この薬を始めて様子をみます」

私は必要のないと言われてる方の
薬の多さと、減薬というまた新たな
未知の扉を開ける不安を
改めて感じながら
診察室を後にしました。

総合病院の会計を待ちながら
処方された新しい薬の名前を
恐る恐る検索します。

処方されていたのは抗精神薬

抗うつ薬、抗てんかん薬、抗不安薬
そして今日から新たに、抗精神薬

抗精神薬??

やっと出会えたこの医師を
信じていきたいのに

またしても増えた薬で
何を信じればいいのか
わからなくなりました。

でも信じてみなければ
治療が出来ない…

見るのは怖いけれど
その薬を詳しく調べます。
副作用も注意も
読めば読むほど不安です。

処方された薬を
娘に飲ませるのが怖くなり
その晩、私は新しい薬を
飲ませられませんでした。

そして飲ませたくない薬を
引き続き飲ませながら
これも正解ではない
良くなるものでもない
でもすぐ止められない…
飲ませる自分に
虚しくなりました。

必要ないと言われても
すぐやめることが出来ない薬

もう全部やめたい…
不安で朝まで堂々巡りをして

「だめだ…」

翌朝、私は予約もないまま
総合病院へ向かいました。

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