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もはや預貯金は罰ゲームと化している
総務省が5月24日に公表した消費者物価指数によると24年4月の消費者物価(全国、生鮮食品を除く総合、以下コアCPI)は前年比2.2%(3月:同2.6%)となったそうだ。
ちなみに2023年度の消費者物価指数 前年度より2.8%上昇している。一方で預金金利はというと1年物定期で0.025%(みずほ銀行の場合)、
金利の高いネット銀行でもせいぜい0.2~0.3%程度でしかない。
つまり銀行に預けていると、どんどんお金の価値は目減りしていくことになる。お金を貯めようとしているのに実質的にマイナスになっている。もはや罰ゲームだ。
この30年日本人が経験したことのないインフレ時代の到来だ。
しかしニンゲンの思考と行動パターンはそうそう変わらない。そしてデフレ時代にメディアでドヤっていた経済の「ヒョウロンカ」や「じゃーなりすと」もそれは同じだ。
いまさらインフレになったからと言って投資シナサイなんて言えないのだ。
インフレの時代にはデフレ時代を生きていきた人々の戦略は通用しない。
つまりこれからの時代を生きる君たちはこういったセンモンカや上司、先輩や親世代のアドバイスは役にたたない可能性が高い。
真に受けて聞いていると貧困に陥るかもしれないので注意が必要だ。
ちなみに自分が社会人デビューした30年前は土地は値下がりしないという「土地神話」や「金融機関はつぶれない」、「日本の電機メーカーは世界最強」があたりまえだった。
なので社会人なりたてで親からはマンション購入を勧められたり、某大手電機メーカーの内定を蹴って地方公務員になった同い年の親族は「バカ」と言われていた。
しかし今とは逆にその後30年のデフレでそれらはすべて崩れ去った。
毎月恒例のペーパーアセットの残高と配当の入金額を備忘のためメモしておく。
この1か月間は日米の株価急落や為替介入など慌ただしい動きがあったが結局資産額は前月比増加して着地シタ。
一見順調なようだがインフレのことを考えるとやや物足りない気がする。
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