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125. The last day, but ...


実は昨日、最後の日にしようと思っていた。大切なあの人が大好き過ぎて、もう逢わないほうがいいと思いつめていたから。

愛しすぎて、どうにもならなくて、眠れない日々が続いていた。


最後の「おやすみ」
最後の「おはよう」
LINEするたび、涙が溢れた。

最後にあげようと思った帽子。
彼にきっと似合うと思って買った。
彼が好きなブランドの
彼が好きな色合いの
彼がきっとこれからもお出かけの時に
身につけられそうな帽子。
大好きな彼には、誰と会っても
いつまでもかっこよくいてもらいたくて、
ちゃんとしたブランドの
その帽子をあげたくなった。

私の片割れ。
私の想いを込めて。
胸が張り裂けそうになるこの想いを
帽子に託した。


でも。


彼は、私のことを捨てなかった。お前は俺のものだ、そう言って捨てなかった。俺のものを勝手に捨てるな、そう言われた。捨てられなかった私は、そのまま彼のものでいることになった。

とても、とても、とても、心の底からホッとした。泣いて泣いて泣いた。

「中学生みたいだね」
えんえんと泣いている私を笑って、温かく包んでくれた。

やっぱり、こんなに好きでもいいんだね。そう思ったら、安心できた。

ワタシハカレノモノ
ずっとだからね。


でも、その帽子、
彼に被ってもらったら、小さくて入らなかったのは、なにか意味あったかな(笑)

縁起が悪いので、即返品です!(苦笑)
今度、もっといいバゲットハット、
買ってあげたい♡



雪、積もったよ

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