ストレスと独り身とホテル暮らしとー フォースシーズン【第4回・有給使って帰省編《高知県南国~愛媛県今治》】
2022年9月17日の早朝。清々しい朝焼けは台風の影響で見れない。
実家の窓から眺める真北の風景。すぐ前に見えるコンクリの長い塊には内側にレールが敷かれ、わずか1車両編成の電車が走っている。もちろん、東京のように数分置きでやって来はしない。
風景の一番奥で沢山の雲を被ってるのが四国山脈。物心ついた頃から目にしているが、なんとも壮大。
特に他意は無いのだが、実家の冷蔵庫に収容された羽田土産を紹介。梨宝果2個セット¥3186。中身は洋梨を使用した大き目のゼリー。なかなかの御値段なので美味しいハズ。
さあ、始まりました! 実家に帰省した翌日の午前中にはもう旅行ですよ。引きこもってる暇なんて無いんですよ。高速道路をひた走り、サービスエリアで休憩したりして、着いた先はー
愛媛県西条市のこちら、『JA直売所 周ちゃん広場』。道の駅の一種だと理解してください。
私は道の駅が好き。東京都内のアンテナショップではとても手に入らない、地方の現地に赴いて初めて買える高品質な農作物や、珍しい加工品・土産物が並んでいる。
蜜柑に梨、デラウェアにシャインマスカット。どれも実がしっかり詰まって美味しそう😊 そして、この林檎……デカ過ぎぃぃぃ!!
隅っこでは金魚やメダカまで売ってる。金魚愛好家の私としては非常に気になるが、旅先で買うワケにはいかない。
愛媛県産の『紅まどんな』果汁が瓶に入った、1リットルのストレートジュース¥1800を購入。私は無添加の果汁ストレートが大好き💖 甘味と渋みと酸味の調和が非常に良く、濃縮還元のジュースとは比較にならない濃厚な味わいなのだ。
次にやって来たのは、『今治タオル』の総本山とも言うべき『タオル美術館』。外観は地方の牧場のテーマパークみたいだが、あらゆる今治タオルがひしめき合った楽しい館だ。
5階建ての本館の4階までエスカレーターで移動し、そこから外のガーデンへ出る。そこは芝生と花壇を基調にした、広大でエレガントなヨーロピアンガーデン。晴天時には、もっと綺麗で気持ちの良い空間になってただろう。で、そのガーデンの中を通過した先にはー
何故か本格中華のレストランが待ち受けていた。店舗の外観は田舎のチャペルみたいだが、しっかりと漢字3文字で『王府井(ワンフーチン)』。正面玄関には謎のやんちゃ銅像が出迎えてるし。
天井が高く、広々とした店内。テーブル同士が十分離れているため、非常に落ち着いて食事ができる。
私が注文したのは海鮮餡かけ焼きそば¥1000。これは……旨いッ😍 実に上品な味付けで、餡が素材の味の邪魔になっていない。このクオリティなら東京だと¥1500はするだろう。
ランチを終えて外に出る。台風の影響で空はどんより⛅ 小さなムーミンがこっちを見て呟く。
ムーミン:「田畑の様子は見に行くなよ。死亡フラグだからね★」
食物を経口摂取できない二大キャラクターが御出迎え。
さすがに『美術館』を名乗るだけあって、アートな展開がされてて美しい空間。当然、タオルとしての品質は大変高く、それに見合ったとても御高い御値段で売られている。そりゃもう、『お値段異常、ニトリ♪』が口元に手をあてて目を見開くレベルだ。
???:「版権王にボクはなる!! ハハっ💴」
正面玄関のフロアには、タオル生地製のキリンの親子が。これだけデカイのが家に届くと、その瞬間はテンション爆上がりだが、確実に生活の邪魔になる事を身をもって知る。
そして、ちょっぴりウキウキ気分の銅像。広告のBBQが楽しみで仕方がない様子。けどね、もうすぐ台風が来て中止になるんだよ……とは言えない。
タオル美術館の土産物エリアで購入した逸品達。地方の旅行は現地に赴かないと入手困難な名物が目白押し。もちろん、食べて初めてハズレと分かる時もあるが、それもまた良い経験なのだ。
今宵はここまで。
次回に続くー
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