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お取り寄せトウモロコシ(エッセイ)

最近、お取り寄せしたトウモロコシを食べる機会があった。色は黄色と白の2種類。色が白色のトウモロコシは届いて直ぐに食べれば、生のまま食べられるというトウモロコシだった。
早速、白色のトウモロコシを一口かぶりつく。
ガブッ    …………………!!!
甘いっ!凄く甘いっ!
み、ミルク、牛乳みたい!何この味っ、
感動っ!!歯でトウモロコシの粒を潰すと果汁のようなトウモロコシの汁が出てきてそれがとても美味しい!本当に牛乳!ミルクっ!ミルクっ!こんなに粒の味を感じて美味しいトウモロコシを食べたのは、この時が初めてだったかもしれない。
生で食べられるので生特有なのかは素人の私には分からないが、草の匂いを最後に感じるものの、そんな事気にならない位に美味しさが何倍にも勝っている!

「う。うまい、旨すぎるー!!」
牛乳と言うよりもミルクっ!何度も何度も味わうミルク感っ。うーん、たまらない!美味しい!
………なんて幸せな事だろう。そう思い、
この美味しいトウモロコシを食べながら、トウモロコシ農家さんの努力や愛情、プライドも伝わってくる様だと思った。お取り寄せした農家さんのホームページには、トウモロコシの感想を書ける所があり、正直に綴って下さいと書いてあるそうだ。凄い勇気と、自信、そしてまだまだという向上心を感じる。とっても素敵でカッコいい。
こんな風に食べた人を幸せに出来るってなんて尊くて素晴らしいことだろう。

この白いトウモロコシ、茹でても、もちろん食べられるのだが、茹でると良い意味でちゃんとトウモロコシになってしまい、生で感じたミルク感が薄れたように感じてしまった私。
生意気だけど、この白いトウモロコシの私の好みはやっぱり、「生」で食べること。
そんな事を思いながら、届いて直ぐにしか食べられない生のトウモロコシの味に舌鼓を打ちつつ、私はトウモロコシの味を堪能するのだった。

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