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食欲がないときは…(エッセイ)

食欲がないから、おかゆを作ってそれを食べる……………

そんな丁寧な暮らしをする話ではない。

食欲が湧かないなと思う事は、大概朝が多く、本当に食べたくないと思う。

ご飯が無理、炭水化物が無理。

だから冒頭の様に、食欲がないからお粥を作るなんて、私の中では論外に等しい。

けれど、何か食べなければいけないのはわかっているので、私が手に取る食べ物。

それは、「甘いもの、おかし」

いわゆる、あんまり体には良くない食べ物。
分かってはいる。
体に、それも朝からなんて、良くないって事は分かってはいる。
けれど、今の私のお腹は、それしか食べたいと思わず、食欲もないのだから仕方ないと自分に言い訳。

一年間365日あるうちの、たった何日かなのだから、良しとしよう。

そう思いながら、私は塩味系の軽いスナックお菓子と、甘いお菓子を冷蔵庫から取り出す。

後でお腹が空くことも、栄養が駄目なことも知っているけれど、食べられている事だけでも○としなければ!

もはや罪悪感は全く無い。

今年は最近の暑さにやられ、こう思う事は今までで一番機会が多かった気がするが、もうしょうがない。

私は諦めと言い訳を唱えながら、ジャンキーなものを次から次へ、取り敢えずお腹を満たすために、食べるのだった。



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