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第9節 VS鹿児島ユナイテッド(H)

4月7日(日)に開催されたJ2リーグ第9節。
モンテディオ山形 VS 鹿児島ユナイテッドFCの一戦。

今節も試合を振り返るとともに、スタメンフル出場した安部選手に
試合後のインタビューをしました。


■スターティングメンバー

●モンテディオ山形(※敬称略)
GK:後藤(雅)
DF:吉田、安部、西村、熊本
MF:小西、南、後藤(優)
FW:坂本、高橋、イサカ

スターティングラインナップ 4-2-1-3
前節から5名メンバーを変更。
後藤(優)が怪我から復帰。

■結果

モンテディオ山形 2-0 鹿児島ユナイテッド
・得点者
山形:イサカ(前半11分)、高江(後半90分)
鹿児島:無し

■マッチレポート

山形は前節、支配率・ゴール期待値ともに長崎を上回るも、最後までネットを揺らせずに敗戦。一方の鹿児島は、4試合勝ち無し、さらに無得点の試合が続き、持ち前の攻撃力を発揮できない試合が続いている。両チームともに「得点」そして何より「勝利」が欲しい試合だが、試合をコントロールしたのは山形だった。

前半立ち上がりこそ、鹿児島のハイプレスに苦しみ、攻め込まれるシーンも見られたが、先制点を奪ったのは山形。11分、最終ラインの安部からのロングフィードを、ダイアゴナルの動きで裏に抜けたイサカがGK大野と競り合い、こぼれ球に再びイサカが反応し、無人のゴールにボレーシュートを叩き込んだ。幸先良く先制に成功した山形は、攻撃の手を緩めず、追加点を狙っていく。22分には、高い位置でボール奪取した坂本がそのままシュートまで運ぶも、枠を捕らえられず。さらに31分には、後藤(優)のCKから高橋が頭で合わせるも、惜しくもクロスバー。立て続けにチャンスが訪れるもネットを揺らせずにいると、徐々に鹿児島もペースを掴んでいく。右サイドの五領を起点に果敢に仕掛けていくが、前半は追いつくことができず、1-0で折り返し。

後半頭から互いに1人ずつ選手を交代すると、その交代策がハマったのは山形。55分、怪我明けの後藤(優)に代わり出場した國分が、中央で起点を作ると、サイドで待つ坂本へ展開。カットインからシュートを放つも、DFに当たり、その混戦でこぼれたボールが高橋のもとへ。GKと1対1になるもポストに嫌われ、ゴールならず。58分には、國分と途中出場の氣田でペナルティエリア内に侵入していき、PKを獲得するも、GK大野がビッグセーブ。2度の決定機を決め切ることができず、追加点を奪えない時間が続くと、鹿児島にもチャンスが訪れる。75分にはクロスボールのこぼれ球を拾った野嶽が、バイタルエリアから右足を振りぬくも、守護神後藤のファインセーブ。続く79分には、ンドカが左サイド深い位置からクロスボールを上げると、中で待っていた福田が振り向きざまにシュートを放つが、枠に運べずネットを揺らせない。
互いに攻守の切り替えが早く拮抗した展開となる中、山形に待望の追加点が生まれる。90分、右サイドでボールを受けたイサカがボールを運び、ニアに鋭いクロスを上げると、走り込んだのは途中出場の高江。冷静に流し込み、勝負あり。試合はこのまま2-0で終了。

山形はイサカの1G1Aの活躍もあり、ホーム2連勝。勝ち点を13に積み上げた。1位清水とは勝ち点差6、まだまだシーズンはここから。次節、仙台とのみちのくダービーを迎える山形。シーズン序盤、出場時間の限られて選手の躍動もあり、チーム内競争が激しくなりつつある。その相乗効果が結果として上位進出になることは間違いない。目指しているのは優勝。今度こそ連勝街道に乗せることができるか、期待していきたい。

(ライター:太田隼矢)


今節もオンラインインタビューを実施しました。
インタビュー映像はオンラインサロン内で限定公開していますので、
こちらも合わせてチェックしてみてください!

■安部選手インタビュー

・2試合ぶりの勝利。ホーム2連勝おめでとうございます!まずは今のお気持ちをお聞かせください。
「無失点で終えることの重要性」と「難しい時間帯でどれだけ耐えられるか」が大切だと感じていたので、前節からの反省が見られたかと思っています。目に見えない、数字には表れないことを90分やり続けられてよかったと思っています。

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