甲子園開幕日に想うこと

そういえば今日から甲子園だとテレビをつけたら、開会式をやっていた。行進する選手たちの表情がとにかくいい。出場校全員による入場行進は4年ぶりとのこと。そっか、ここにいる選手たちが高校へ入学した時、世の中は疫病禍。憧れの舞台に立っていることに加え、やっと元に戻ってきた日常も噛み締めてるのかなと。

学生最後の夏、ゼミ合宿と母校の甲子園日程が重なった。泣く泣くセミナーハウスに向かったが、メンバーのプレゼン中も上の空で、試合の行方が気になって仕方なかった(こっそり調べててごめんなさい)。
プレゼン後の懇親会では、野球好きの同期と研究内容ではなく、試合のことばかり話した(本当ダメな学生ですみません)。残念ながら母校は初回敗退だった。
その時私は決意した。今後母校が甲子園に出場する時は、何がなんでも現地で応援すると。

それから数年後、念願叶い甲子園球場で母校の勇姿を目にすることができた。この時も残念ながら母校は2回戦にコマを進めることができなかった。試合後泣きながら観客席に一礼する選手たちに、お礼の気持ちを込めて拍手を贈った。

私の決心はこれからも続く。母校がこの先甲子園に出場するチャンスは巡ってこないかも知れない。私だって、次回観戦できる状態かどうか、全く未知数。世の中だってどうなるかわからない。でも良いんです。夏の楽しみなんで。

今日甲子園にいる皆さん、存分にプレーを楽しんで！試合は全て観戦できないけど、今年は久しぶりに熱闘甲子園を追いかけます！

広島から平和を願う鐘が響くこの日に、ふとそう思った。

了