見出し画像

『武相荘の冬』展 2023-2024@武相荘

初めて訪れた武相荘の感想です。
理想のくらしを考えるヒントがありました。
気楽にどうぞ。


基本情報

企画展:『武相荘の冬』展 2023-2024

季節毎に展示が変わるようです。

会場:武相荘

公式サイトはこちらから。

電車の場合、最寄りは小田急線鶴川駅。
駅から徒歩15分程なので、お散歩にちょうど良い距離です。
お庭の散策路では、季節の草木が楽しめます。

紅葉がきれいな散策路
竹林も!
万両と散策路

会期:11月28日(火)〜12月24日(日) 
2023年1月6日(土)〜2月25日(日)

入場料:¥1,100

休館日等の詳細は、公式サイトをご確認ください。

見所/感想

白州夫妻の愛用品

白州次郎・正子夫妻について、あまり予習をせずに訪問。ミュージアムエリアのお二人の来歴をじっくり読めば、十分に展示を楽しめます。
邸宅内には二人によって選び抜かれた素敵な品々が展示されています。
中には来歴を観て驚きを隠せない物も…。
ミュージアムエリアは撮影禁止だったのでうろ覚えですが、

  • 福沢諭吉の『額(書)』←お~、さすが!

  • 4代将軍 徳川家綱の掛軸(書)←!?

  • 法隆寺・中尊寺の仏具(鈴?)←???

思わず二度見しました。
上記はちょっと特殊ですが、お皿などのテーブルウェアや箪笥、着物といった日用品は、大切に使用されていたのだろうな、と感じました。
他にもGHQや吉田茂関連の品々もあり、戦後活躍した白州次郎の来歴も、立体的に理解できる展示でした。

どこか懐かしさを感じる建物

藁葺き屋根の白州邸宅『武相荘』。
元農家の民家を改装しながら、白州夫婦は暮らしていたようです。
邸宅は田舎のおばあちゃん家と造りが似ていて、懐かし気持ちになりました。築年数は数十年違うと思うのですが、基本的な農家の家のフォーマットが同じようで、ちょっと不思議な気分でした。
不思議と言えば、ミュージアムエリアは土足禁止で、靴にカバーを掛けて鑑賞します。
カバーを着けてはいるものの、畳の上を歩くのにちょっと罪悪感を感じました。

茅葺き屋根が素敵な邸宅
田舎の『おばあちゃん家』感
年季の入ったかき氷器
新聞/郵便受け

理想のくらしを考えるきっかけに

古民家にセンスの良い日用品の数々。お庭には季節の草木。忙しなくストレスフルな日常を忘れて、のんびり過ごすことができました。
敷地内のカフェレストランでランチを頂きながら、「理想のくらしとは?」に想いを巡らせました。

カフェ・レストラン
中の様子
初めての方はカレーがオススメだそうです

まとめ

根がズボラなので、理想の暮らしとして『スローライフに憧れる』とか『自給自足したい』みたいな意識の高さは皆無だと気付きました。
ただ、『季節を楽しみたい』や『シンプルに暮らしたい』『のんびり過ごしたい』等が思い浮かびました。
武相荘には、私の理想とする暮らしのエッセンスに溢れているので、居心地良く感じたのかもしれません。
あと、白州夫妻がいろんな意味でとにかく格好良いです!こんな風に歳を重ねて行きたいと思いました。

季節毎に展示品も変わるようなので、また別の企画展で訪れたいと思いました(それまでに関連書籍を読みます)。

まずはこの辺りから1冊


ここまでお読み下さりありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?