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はじめましてついでに僕の過去を晒します。

はじめまして。カッコイイ親研究所です。

自己紹介もかねて、少し僕の話をさせてください。




僕のこれまで


僕はこれまで、業種の異なるいくつかの職を経験してきましたが、
最後に勤めた職場での陰湿な嫌がらせにより、
過度なストレスからか、そこまで酷くなかったアトピーが、
急激に悪化してしまい、身動きが取れなくなるほど酷くなり、

ほぼ寝たきりの状態になってしまったことで
働くこともできなくなってしまいました。


数ヶ月の療養期間を経て、症状が落ち着きはじめた頃には、

人の肌ってこんな状態になってしまうのかと思うほど、
皮膚が厚く固くなり、
手は、まるで怪獣みたいになってしまい、

顔から脚まで、ほぼ全身にわたり、
肌の状態がこれまでと明らかに
変わってしまったことにショックを受け、

人の目が怖くなり、
外に出ることができなくなった、元ひきこもりです。


僕の両親は、そんな僕を心配してか、
「あれをしてみたらどうだ」
「こんなことならできるんじゃないか」など、
色々と声をかけてくれていましたが、

親との関係は悪くなる一方で、
親との関係が本当に酷かった時期は、
父が何か一言口にするたびに、
いつ殴り合いに発展してもおかしくない、
一触即発の状態が続く時期もありました。


僕に向けられる親の視線や空気感、
親の発する言葉の一つ一つが、
ただただ不快でしかなかったため、
会話らしい会話もなく、

僕がひきこもったまま変わろうとしないことや、
声をかけられても、適当な返事や、
明らかな敵意を示す態度を取ることで
強制的に会話を終わらせたりするなど、
親子関係はほとんど崩壊していたような状態にあったと思います。

そのため、母は一人になると、
よく泣いていたこともしばしばあったそうです。


このような環境が続く中、
常に僕の顔色を伺い、腫れ物に触るような接し方しか
してこなかった母でしたが、

ある時期から、腫れ物に触るような空気感が、
突如なくなったことを今でも覚えています。

そのあたりからか、
母が社交ダンスの衣装を扱う店をはじめだしたことで、
少しづつ母との会話も増えはじめ、

僕の体調の良い時だけ、
商品の仕入れを手伝ったりすることで、
外に出る機会も徐々に増えていきました。


体の調子の良い時であれば、
特別な用事がなくても、
人が少ないだろう時間帯や場所であれば、
そこまで気にすることなく出かけられるようにもなり、

ある日ふと、
「このままではマズい」と、
危機感のようなものが頭をよぎりました。


自分がこのような状態でいることで、
家計に負担がかかっていることは自覚していたので、

「せめて自分にかかっている
 お金だけでもなんとかしなくては」と思い、
今の自分でも出来そうな仕事を探しはじめました。


ですが、外にだいぶ出られるようになったとはいえ、
肌の状態はひどいままですし、

これまで、いくつかの職を経験したとはいえ、
ただただ流されるままに生きてきたので、
特別な知識やスキルもありません。

また、このような見た目と「ひきこもり」という経歴が、
人からどう見られるかという不安や恐怖は常にあり、

在宅の仕事であれば出来るのではないかと探しては、
その都度応募するも、採用されることはありませんでした。


採用条件のハードルがどんなに低くても採用されることはなく、
どうしたものかと途方に暮れていた時に、
ある人の動画をキッカケに、コーチングというものを知り、
コーチングに興味を持った僕は、独学で学び始めました。

しかし、それにはやはり限界があり、
ちゃんとしたところで学ぶ必要があることを痛感し、
意を決してコーチングスクールに通うことにしました。


そこで得た知識や体験は本当に衝撃的で、
これまでの価値観がガラガラと崩れるのと同時に、

人目が怖く、外に出ることが恐怖でしかなかった、
ひきこもりだった僕が、なぜ外に出られるようになったのか、
母とのやり取りの中で何があったのか、

人間の心理や行動原理といった
根本的な観点からの紐付けもできるようにもなり、
今の僕に何が出来るのかを見出すことが出来ました。


そこからは、母との会話の機会もさらに増え、
当時は、親を敵だと思っていたりもしましたが、
今では、お互いに抱えている悩みなど、
さまざまなことを相談しあったりと、
互いに助け合える関係が築けています。

ひきこもりになる前ですら、このような関係ではなかったので、
もし、ひきこもりにならなければ、
今のような関係も築けていなかったかもしれません。


僕がひきこもりから抜け出せたのは、
母が、『何歳だろうとチャレンジできること』と
『人は変われる』ということを、
行動で示してくれたからだと思います。

そして、本来あるべき親子の関係も取り戻すことも出来ました。

今では本当に感謝をしています。


もし、いつまでも
腫れ物に触るような接し方をされ続けていたり、
母の変化がなければ、
僕は今もひきこもりのままでいたかもしれません。


ひきこもりにまつわる特番やニュースなどを目にしたりすると、
そのほとんどが、親子の関係が冷めきっていたり、
子どもとどう関わって良いかがわからないことで、
何も出来ずに、ただただ時間だけが過ぎていくばかりだったり、

最悪なケースとして、親が子を殺めたり、
その逆のケースの、子が親を・・・ということがあったり、

はたまた、全く関係のない人たちを巻き込んで、
あってはならない事件などに発展してしまうことがあるのは、
似たような親子関係だった者として、本当に悲しく思います。


僕自身の経験から、
親子関係の修復をはじめ、親の関わり方次第で、
ひきこもりになってしまった子どもを救い出すことが
出来ることを確信しているからこそ、

子どもがひきこもりという理由で全てを諦めてしまったり、
あってはならない事件に発展させないためにも、

本来あるべき親子や家族の関係を取り戻し、
笑顔で過ごせる日常を取り戻してほしいという思いから、
ひきこもりという問題の解決、改善の指導をしています。


少々長くなってしまいましたが、
これが、僕のこれまでです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。


noteを始めようと思った理由


noteを始めようと思った理由ですが、

僕が、「ひきこもり」というものを経験したためか、
『親子とは何か』について、
本当によく考えるようになりました。

また、セミナーなどで出会った人の中には、
子育て真っ只中の人がいたり、子どもや兄弟、親戚が不登校だったり、
ひきこもってしまっているという人がいたりして、

そういった人たちと話をしていると、

子どもとの関わり方や、
親の在り方についての話題になることがよくあります。


親の役目や役割を「親業」と呼ばれてもいますが、
「親」というのは、学校で学ぶこともなければ、
誰かから指導を受けることもほとんどなく、

皆、手探り状態で、常に試行錯誤しながら
「親」というものをやっている方が
ほとんどなんじゃないかと思います。


僕自身、「親」というものを経験してるわけではありませんが、

僕自身の経験や、
「ひきこもり」という問題から見えてくるものだったり、
僕がこれまで得てきた知識や感じたことなどが、
誰かの役に立ったり、考えるキッカケになればと思い、

noteを始めてみようと思った次第です。


(密かな野望)

密かな野望として、僕の記事が誰かの目にとまり、
出版の依頼や、講演やセミナーなどの依頼が
舞い込んでこようものなら、
想像するだけでもワクワクすると、勝手に思っています。

ひきこもりだった当時や、僕のこれまでのことを思えば、
そのような可能性すら考えつくこともなかったことです。


長くなってしまいましたが、
最後まで読んでいただきありがとうございます。


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