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雨#2

 昔仕事で硫黄島いおうとうに行った時、スコールがあるたびに、裸になりシャワーの代わりとなった。
 東京から真下に一二〇〇キロメーロルも離れた南国の島である。

 スコールの定義は、一九六二年に世界気象機関 (WMO) が「毎秒8m以上の風速増加を伴い、最大風速が11m/秒以上で、1以上継続する」とした。
 そうはいっても、表現が難しい。要は、シャワーのように降り注ぐ雨なのだ。スコールが止むと、南国特有の晴れ間がでる。それがまた気持ちいい。

 気象学的に言うと、高気圧と低気圧の境には前線ができ、雨模様となる。

 仙台管区気象台のホームページで詳しく説明している。
(小学生でも解ることです・・・・悪しからず)
 それによると、

上昇した空気が冷やされて、目に見えない水蒸気が白く見える水や氷の粒になったものが雲です。そして、水や氷の粒が大きくなって落ちてきたものが雨や雪というわけです。 しかし、水や氷の粒が小さいうちは、なかなか落ちてくることはできません。雲のできる場所では、上昇気流があるのでなおさらです。雨や雪として落ちてくるためには、水や氷の粒同士がぶつかって合体したりしながら、大きく成長する必要があります。そのようにして大きく重くなった水や氷の粒は、やがて地面まで落ちてきて、雨や雪となります。ところで、上空ほど気温は低く、地面に近づくほど気温は高くなります。そのため、上空では氷の粒や雪だったものでも、あたたかい地面付近に落ちてくる間に溶けてしまうことがあります。じつは、日本付近で降る雨のほとんどは、このように氷の粒や雪が落ちてくる間にとけたものなのです。

 近年多く発生している大雨に対する注意喚起も載っている。例えば、

急な大雨の原因は積乱雲という雲です。空模様に変化を感じたら、それは積乱雲が近づいているサインです。積乱雲の下では、急な大雨だけでなく、雷や竜巻などのおそれもあります。すぐに安全な場所に避難しましょう。

降り続く大雨による土砂災害や洪水害について 数時間から数日間にわたってたくさんの雨が降る場合は、山の斜面やがけなどが崩れる土砂災害や、川の水があふれる洪水害にも注意が必要です。

 災害は「まさか」ではなく「いつか」は起きるものです。油断してはいけませ ん。しかし、「たぶん自分は大丈夫」と都合良く考えてしまう傾向があります。そのように考えてしまうと、危険なサインに気づいても、すぐに逃げることができません。いざという時は、安全第一を考えて早めに避難しましょう。     

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