『路上のX』

きっかけは、表紙の色だったと思います。
ひときわ目立っていたので、手に取りました。
それまで、桐野先生の作品は読んだことがなくて、なんで読んでこなかったんだろうと、悔やみました。

ネグレクトの話なので、全く明るくありません。
やるせなさや、理不尽さを突きつけられます。
大人が守ってくれないから、10数年の経験だけで、自分を守らなくちゃいけない少女たちに、どれだけの選択肢があるのでしょうか。

彼女たちの生き様に、心を鷲掴みにされる作品です。

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