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秋は「うつ」の季節

今朝は寒くて目が覚めました。
急に秋めいてきた感じがします。
気温差が激しいと体調も崩しやすくなるので、皆さんも気を付けて下さいね。

季節の変わり目は体調を崩しやすくなりますけど、同時にココロにも負担が掛かります。
普段はあまり精神的に安定している方でも、秋は不安定になりがちでそのまま「うつ」へと移行してしまう方も増えます。

更にうつを患っている方にとって、秋はその症状がいつもよりきつく感じる季節です。(実体験から)

これから秋が深まり、冬になっていくにつれて面倒臭さや億劫さが増して来て、カラダもさらに動かなくなり、冬のボーナスが出たら仕事を辞めよう、なんて考え始めるのもこの時期です。

何でうつ病になるのか?
それはココロにストレスが溜まるからです。

何でストレスが溜まるのか?
溜まったストレスを発散しないからです。

何でストレスを発散しないのか?
通常は誰かに愚痴を言ったり、運動や趣味など自分が好きなことをしてストレスを発散するのですが、うつになりやすい方の性格傾向として「そんなことは恥ずかしくて出来ない」とか「そんなことを私はやってはいけない、もっと頑張らなくちゃ」といった「間違った思い込み」があるため、ストレスを発散することが出来ません。。

では何でそんな「思い込み」があるのか?
子供の頃から自分は「周囲に迷惑を掛けてはいけない」「みんなから好かれなくてはならない」「自分は優秀で居なければいけない」「優秀で居るためにもっと頑張らなくてはいけない」「良い子」で居なくてはならなかったから…と、常に「頑張り過ぎている自分」が当たり前になっているため、ストレス発散のために休んだり、趣味を楽しむことに罪悪感を感じてしまうんです。

というわけで、うつ病克服に必要なことはしっかりとストレスを発散すること。

日常から「愚痴」を言って、ストレスをあまり溜めないようにすることが大切です。

ただもう既にうつ病を発症している方は投薬治療と並行して「自分のココロ」としっかり向き合う必要があります。

何しろ上記のようにその問題はココロの奥にあって、うつ病で悩まされる以前から色々な問題が重なり続けて来ているので、その問題を少しづつ整理して、棚卸をして、要らないものは捨てて、ココロを軽くしていくことでうつ病から回復して行きます。

これは独りで出来る作業ではなく、カウンセラーやセラピストと共に時間を掛けてじっくりと向き合う必要があります。

そういう時間をきちんと取って、継続出来れば「うつ病」を始めとするココロの病は必ず克服出来ます。

焦らず、じっくりと向き合ってください。

頂いたサポートはカウンセリング普及活動などに使わせて頂きます