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「コトバ」から変えてみる

カウンセリングをしていると、お客様からよく出る「コトバ」があることに気付きます。
それは「でも・けど・だって・結局」です。

特に人間関係がうまく行かなくて悩んでいる方には、その傾向が顕著に観られます。

普段、あなたが誰かとしている会話を思い出してみてください。

会話の中であなたから「でも・けど・だって・結局」が多く出てくるようなら、あなたのココロの奥に問題があって、そのせいで人間関係がうまく行っていないのかも知れません。

この「でも・けど・だって・結局」は相手から指摘されたことに対して、それを受け入れたくない、指摘されたような「自分」は認めたくないとの想いから、指摘された「あなた」とは違う「自分」を、指摘されたことを「出来ない・やらない」自分を正当化するための言葉が続いているはずです。

つまりこれらの言葉の後に続くのは「出来ない自分」や「ダメな自分」を正当化し、自分自身でそんな自分を重ねて否定していることになっているんです。

「出来ない自分」を認め、受け入れることは自己信頼の第一歩ではあるのですが、このような受け止め方は自己否定を重ねているだけに過ぎません。

このようにそのような自分を否定し続けていることで「安心」している自分がそこにいる、ということに気付いて下さい。

そしてそれらの言葉を伝えてくれる相手に対して、言われなくても本当は自分でも分かっていることなはずなのに、それを受け入れたくない自分がそこに居て、そのような言葉は相手をも否定し、それが元で人が離れていってしまっていることには気付いて下さい。

「でも・けど・だって・結局」と言いたくなったら、それが自分を苦しめていることを思い出してください。

そしてその後に続く言葉は一度呑み込んで、相手からの言葉をもう一度しっかりと受け止めるようにして下さい。

そして自分を否定するコトバではなく、相手のコトバから学び新たな行動につなげられるようなコトバを返してみるようにしましょう。

コトバは行動を変えてくれます。
そこから、あなたの新しい生き方が始められるんです。

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