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「強い」ということ

カウンセリングに来られる方に限らずなんですけど、よく「メンタルが弱くて」と言われる方っていますよね。
メンタルが強いとか弱いって、打たれ強いとか打たれ弱いと同じなのかな、と私は考えています。(違っていたらどうしよう…)

何か失敗をして怒られて。
それで落ち込むっていうのは誰でもあると思うんです。
そこからどうリカバー出来るかが、この強いとか弱いの差なのだろうと思っています。

何かを失敗するということは、それは自分には難しくて「出来ない」とか、練度が低いためにうまく出来ないといったことになるのだろうと思うのですが、この「出来ない」を伝えられるかどうかが本来の「強さ・弱さ」になって来ると考えています。

ただそこで「強がって」しまう方も居るのですが、こういう方が特に悩みを抱えがちになってしまうことが多いんです。

「強い」人と「強がり」な人
どこが違うんでしょう?

マウントを取る、なんてよく言いますね。
相手に対して自分を常に上位に置こうとする人です。
相手を下に見て自分の優位性を保とうとして、時には脅迫的、暴力的な行動を伴ったり、裏で様々な動きをしたりします。

いじめる人は、自分がいじめられることを恐れるから、誰かをいじめる。
そうすることで自分の「偽りの強さ」を誇示します。

こういう人って実は「弱い」んですね。
その弱さを知られないように、悟られたくないように、常に周囲を気にして、人からの見た目を気にしています。

そんな「見た目」にごまかされてはいけません。

本当の意味で「強い」人というのは、本来の自分を隠して「強がる」のではなく自分の弱さを知り、それを隠さず人に見せられる人です。

弱さを知っている人は人に頼ることが出来ます。
弱さを知っている人は、他人の弱さも分かるので助けることも出来ます。

助けてもらって、誰かを助けて。
誰かに頼って、誰かに頼られて。
出来ない事を『出来ない』と認め、それを「教えて下さい」とか「手伝ってください」とかお願いが出来る。

それを自然(無意識)に出来ている人が本当に強い人、と言えるんではないでしょうか。

あなたは強いですか?
それとも、強がりなだけですか?

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