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話を「聴く」

ここ最近は少し回数が減っているのですが、年に何回か講座を開いています。

アダルトチルドレンに関することや虐待についてなどをテーマとしたものと、コミュニケーションについてお伝えするモノの二つが主なんですが、コミュニケーションに関する講座の中で一番興味を持って頂けるのが「話の『聴き方』の話」です。

カウンセラーになる際に一番始めに学ぶことで、一生をかけて学び続けなければならないのが「傾聴と共感」です。
中でも私は「話の聴き方」こそがコミュニケーションの基本であり大切な事と考えて、少し簡単にして皆さんにお話しています。

さて皆さんは日常生活の中で、どれくらい相手の話が「聴けて」いるでしょうか?
(ちなみに私は普段から話を「聞く」ではなく「聴く」と表現していますが、国語のテストでは間違いになりますので、気を付けて下さい)

「これまで生きて来てるんだから、話くらい聴けてるよ」

こんな声が聴こえて来そうですね
ですが果たして本当に、人の話を「聴けて」いるでしょうか?
相手が話をしている途中で「それはね」などと遮ったりしていませんか?

これって自分では意外と気付いていなかったりします。

カウンセラーがお客様の話を聴く際は話が一区切りするまで、そのままじっと聴いています。
とにかく相手の話に「。」が付くまで、こちらから言葉を発することはありません。

お客様の目を見ながら、時に頷いたりして「あなたの話を聴いていますよ」という姿勢で聴くんですね。
これも一つの「思いやり」といえる姿勢だと考えています。
(もちろんカウンセラーの傾聴はそれだけではありませんが)

極論ですけど、傾聴、相手の話にきちんと「耳を傾けて」「聴く」事が出来ていれば、世の中が抱えている問題の大半は解決されてるし、戦争などといった問題でさえ起こらない、それくらいの想いが私にはあります。

とはいえ、そんなに難しく考える事もありません。
相手の話を聴くときに「思いやりのココロ」を一緒に持つ。

例えば友達の輪に入れない、何を話して良いか分からないし自分から話題を提供も出来ない…
こんな悩みを抱えている方はまずその輪の中で話をしている人の「話」を真剣に聴いてみるようにしてみるのも良いんです。

そこで自分でも興味が持てそうとか、自分もその話題なら話せる、といったことがあれば話をしてみるようにする。
これもコミュニケーションの練習になります。

コミュニケーションに問題があると感じている方は、試しにやってみてください

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