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別の学校へ転勤したいって思った時に使えそうなまとめ


元来、自分のキャリアが変わっているせいか、
人事移動について色々聞かれます。
今年も11月が近づきいろんな方から、
「来年は〇〇したいんですけどどうしたらいいですか?」
と聞かれるようになったので、そのことをまとめます。

まず前提条件として多くの自治体が独自の規定を持ってますが
だいたい以下に書くような条件で移動する対象を決めています。

・新規採用は3年で転勤
・新規採用後の転勤をした人は5年ないしは6年で転勤
・管理職は最短2年、だいたい3年で転勤。
・非常勤講師や講師の方は基本的には1年で交代。
 しかし、再契約して同じ学校に残ることもある。

これは、移動というのは相手も移動を希望して初めて成立するので
その間に人を動かすと相手がいないなんてことや、本来変わるはずの人が
代われず、5,6年で移動できなくなるからです。
なので基本的にはこの流れに乗って進むことになるので
該当する人以外は転勤できません。

でも色んな理由でどうしても現在の職場から
離れたいという場合がありますね。
その場合には転勤はできないけど勤務地を変える
いくつかの手段があります。
ただし、これをするとキャリアの形成に影響が出ることがあるので
本当に困っているときだけにしましょう。

どうしても勤務地を変えたいときにすること1

「研修に出る」
自治体が年に何人か教育大学院や自治体の教育センターなどの期間や社会教育施設、保育園などの研修に出る人を募集することがあります。これを利用すれば年数に関係なく
今の職場を離れて勤務できます。しかし復帰の際の多くは、また現任校に戻ることになるのでその辺も気をつけたいところです。
また推薦が必要だったり、枠が一杯になって希望がかなわないこともあるので注意です。

どうしても勤務地を変えたいときにすること2

「他の自治体の現職教員枠を使った採用試験を受ける。」
自分も結果的にこのやり方で1度転勤しました。

私の場合は、連れ合いが都市部の生活と職場が合わず鬱病になったので、
田舎の方に転勤をお願いしたのですが
結果的に転勤になったのは都市部の大規模校で体育主任でした。
当然連れ合いの病状は悪化して・・・
見るに見かねて結局、実家のある自治体の試験を受け実家に帰りました。
もう一回は講師をしている時で、年度末に次年度の講師の話が来ず
もしかしたら枠がないかもしれないし、非常勤をお願いしたい
ということになり生活ができなくなりそうだったので、
隣の自治体に履歴書をもっていきました。
講師の場合は履歴書をもっていくとすぐに面接になって
実は同日に4つの自治体(市)の教育委員会に行きました。
結果、2つの自治体からお返事が来たのですが、
すぐにお返事くださった方に行って講師をしました。

このやり方のメリットデメリットは
メリットとしては自分の希望に近い場所で働けること。
また自治体によっては給与面の待遇が上がる時があります。
(自分もちょっぴり上がりました。)
デメリットとしては初任者研修が入る可能性があること。
教科書やシステムがちがい慣れるのに時間がかかること。
などがあります。

もしあなたが離職を考えておられるくらい悩んでおられるなら
一度別の自治体に行って働かれるのをお勧めします。
結構自治体によって教育委員会の進め方や地域の様子が違い
急に楽になったり、やりやすいパターンに乗ったりすることも
たくさんあります。

たぶんこの時期に自分なんかに相談される方は
きっとどうしても変わりたい理由がある方だと思います。
もちろん先に管理職に話をして、解決策を探すのが先ですが
どうしても困ったらこういう方法もあるということで
何かのヒントになれば幸いです。

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