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上手な「並」の先生は、 指導案検討会でみんなをブレないように導く

 皆さんこんばんは。
皆さんのところの授業研究会はいつですか?
うちの学校は3回やるのですが
各学期に1回ずつなので1回目の授業研究会が 6月にあります。
そこで この時期その時の授業案の検討会をするのですが
正直 僕はこれが苦手でした。
というのも みんなが好き放題言って事業者の方が
その都度 意見をある程度 取り入れなければいけないのですが
そうなるととても45分の授業の中に全て入れることができず
困ってしまうことが多いからです。
何が必要で何が不必要なのか そこが みんなで共通理解できてないと
こういうことが起こってしまうと思います。
また そういう 指導案 検討会 はやたらと時間が長く
なかなか終わりません。
一度3時半から始めて6時ぐらいまでやってまだ結果が出ない
というものもありました。
そういうのは嫌だなあと思っていたのですが
やはり 上手な「並」の先生は上手にまとめられました。
もしかしたら 研究熱心な先生や名人からすると
やや 物足りないものかもしれませんが
ずいぶん助けてもらった進め方だったので
今日あった話を自分なりに整理して皆さんにもお伝えしたいと思います。 

 学習指導要領を持ってくる

 上手な「並」の先生は 途中退席しChromebook を持ってこられてたので
何をするんだろうと思ったら
おもむろに  指導要領の目標を探されました。
すると実は今回は 国語の書くことの単元 なのですが
どこまで子供たちに求めるかが書いてありました 。
実は上手な「並」の先生が調べてくださるまで
みんなが好き放題言っていて
特に国語の研究を今までしたことがある人が
「文章を複雑にかけるようにしなければいけない。」というような話を
展開されて、どんなものを求めるかなんかを話されていました。
一見よさそうに聞こえるのですが、しかしこの学年で
こんなこともできるのだろうかと私は思っていました。
しかし 学習指導要領ではそこまででは求められておらず
様々な言葉を理解して文章の中に入れれるように
なればいいということが書いてあり、
こうなってくると 最終目標が変わってきました。
より難しい文章を書くというのが目標ではなく、
て様々な言葉を正しく理解して文章の中に入れることができる
というものになり、
そうなると 表現的に稚拙なものでもたくさんの種類の
言葉が入っていればいいわけで
これで一気に 授業のゴールが見えたような気がしました。

どこを集団でやってどこを個人でやるか確認する。

授業計画の中で、今回の授業者の先生の提案は
少しわかりにくくて、あいまいになっていました。
まだ一回目の指導案検討会だから仕方がないのですが
まだブレているのです。
そこで上手な「並」の先生は
「まずどこを個人で考えさせて、どこをみんなで検討するのかを
 教えてください。」
と確認されました。
そして、みんなで検討する時はどのような手法で検討するのかを
確認されて授業の骨格を明確にされました。

これがあるとたいへんわかりやすく、評価をする場所
評価の仕方もはっきりしたため、、検討会がぐっと前にすすみました。

 今回は上手な波の先生のおかげで1時間で
ある程度 授業検討会が終わりました。
もし 要所要所を抑えてくださらなかったら
おそらく みんなが言いたい放題して3時間ほどかかってたような
気もします。
基本的には授業者さんが考えたことを勧めるのがいいと
思うのですが それでもアドバイスということで
授業者さんと同じ目線に立って授業を考えるのが必要だと思います。
上手な「並」の先生はその辺を常に感じておられて
我々にたくさんの学びを与えてくださいます。

もう少し書きたいことがあったので、次回に続きます。

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