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上手な「並」の先生は音読で子どもを引き上げている。

最近一斉授業が減ったので昔ほど音読をする時間が
授業から消えてしまったような気がします。
何ならICTの発達とともに、読むことは機械に任せて
聴いて理解する時間を増やしている実践なんかも増えました。
(ただし宿題等で音読は生きていて今も続けられています。)
確かに現在求められている子どもの姿に
音読が上手にできる子はあまり入っていないかもしれません。
でも上手な「並」の先生は言葉にしないまでも
音読の効果を知っていて、今でもひっそりと
授業の中で音読を使って子どもを引き上げています。
それは音読そのものが価値が下がったとしても
そこから得られるものは大きいからです。
今日はそんな話をします。

一般的な音読に取組む価値

何かと話題のチャットGPTに音読の効果について質問してみました。
以下チャットGPTの解答です。   

  1. 発音の向上: 文章を声に出して読むことで、正確な発音を練習することができます。これは、言語を学習する際に特に重要です。

  2. 語彙の拡大: 文章を音読することで、新しい単語やフレーズを繰り返し聞くことができます。これにより、語彙が拡大し、単語や表現をより自然に使えるようになります。

  3. 読解力の向上: 音読は、文章の流れや意味を理解するのに役立ちます。声に出して読むことで、文章の構造や文脈をより深く理解しやすくなります。

  4. 自信の向上: 音読を続けることで、自分の発音や読解力が向上するのを実感できます。これにより、言語に対する自信が高まります。

継続的な音読の練習は、言語学習の効率を高め、より自然な言語スキルの獲得につながります。
引用終わり

これはこれで価値があるのですが、これだけを目標にするのでは
確かに基礎技術の習得に時間を使うことになり、
近年の授業ではやや不足感があるのは否めません。
そこで上手な「並」の先生はただ読むだけではなく
少しアレンジをくわえます。

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