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「今日も我が家は」

「おはこんばんちは」
鈴丸 カエル🐸です。

続きです。検査入院が確定して私は考えこんでいた。

整形外科のあの若い医師は本当は優秀で人あしらいが下手なだけかも、その実は手先が器用で手術は天才的だったりして、と思ったり結局ただの人見知りなのかも、と色々と考えあぐねておりました。

それに、何時も私は後になってから「ああ聞けばよかった、こう聞けばよかった」と後悔するたちであった。

検査入院が決まりその事前手続きをしている時、「検査入院ってどんな手術するんだ?」と全てこんな感じなのです。

ようは鈍臭いわけで、自分が何を疑問に思っているのかすぐに考えが浮かばないのである。

だから何時も家族(特に娘)に「一体、どういう事?」と、突っ込まれてしまうのです。

それにしても病院という所は膨大な資料を書かせられる所である。

父や母の入院の時もそうだった。

個人情報の全てから始まり、家族構成、緊急時の連絡先から誓約書的な内容まで緊急時の延命処置はどこまでとある程度知識が無いと書けないし、手元に資料でも無いと書けない様なものまで何ページもあるのだ。

整形外科外来は救急搬送された応急処置室の側にあるので、良く家族らしい人が厚みのあるバインダーを持ち記入している姿を見かけるのでした。

その為なのか入院する場合の相談センターなるものがありチェックしてくれるのでした。
入院時に使用する靴はフロックスはダメでかかとのある物とあった何故だろ?その為の靴ではないか?と思った。

とにかく大きな病院は決まり事が沢山あってとても正気じゃないとかかる事もお金を支払う事も出来ないと感じた。

それにしても皆様よくやっている、いくら説明する人がいても涼しい顔でスムーズにやりのけるのだった。時に待ちくたびれたお爺さんが声を荒げている姿をたまーに見かける程度だ。

病院側も大変だろうけど理解が早くない人にとっては困難なところである。

説明する方の「何番窓口で手続きして赤や青の線を辿り検査室へ記入したファイルを出しまた戻って受付に出して下さい。」となる。

検査が多いとより複雑となり慣れるまで時間がかかるのである。

それと私は不思議に思っている事がある診察を待っている時の先生の呼び出しマイクだ。さっぱり何を言っているのか分からない方がいるのだ。
診察室の番号が4番ぐらいあるのだが、
「○○さん何番にお入り下さい。」と言っているのが人によって分かりにくいのである。
大抵の場合、看護師さんが出てきて呼び直してくれるので、問題はないのだがアレいる?そして大抵の場合何故か自分が呼ばれたらしいから分かるのだった。

いくら集中して聞いているからと言って何でわかるのかも不思議だった。

そして皆さま整然とそれらをこなしているのだった。

考えてみるとそこにいる人全てが意識しているのかと思うと何だか笑えてしまう。

それらに違和感を感じているのは私だけなのだろうか・・・


診察の時、私は悪びれる事なくセカンドオピニオン的な話しの結果を若い医師に報告した。

おそらく、嫌な患者に違いなかった。

なるべく動かないでを無視して動き回り、文句まで言ってくるのだ

私だったら当然「嫌だな!」と思うはず。

しかし、若い医師は特に反応することなく「それでは検査入院をしましょう。」と言ったのでした。


それから私は準備に追われた。

手術の為の浴衣、オムツそして病室で過ごす為の生活必需品と寝巻き、(前回手の骨折で経験した入院で必要だった物) タオルケットもしくは毛布、病院の布団だけでは調整しにくいのだ。

それと自分がなるべく快適に居たい為の好きな香りのオーガニックのアロマオイル、ラベンダーオイル、薄荷オイルなど数本。

しかもコロナ禍を超えてまだまだ警戒は続いており、なかなか後から届けてもらったり面会も難しくなっているので家族に面倒はかけたくなかったのです。

もちろん洗濯もランドリーで出来るように準備した。

なので結構な荷物になってしまった。

それらをコンパクトに分かりやすくバックに詰めて準備を整え入院する日を待ったのでした。

それにしてもダイソー、セリアにはお世話になりました。
中でもセリアの可愛い袋物はテンションが上がってだいぶ購入してしまいました。

こういう時、自分を癒したりテンションが上がるものは重要なのです。

             つづく

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