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#川上稔

12/31 『境界線上のホライゾンⅪ〈下〉』を読んだ

面白かった。 イヤーやり遂げた、という感慨が強い。ここ一ヶ月はこの上中下巻をずっと持ち歩いてどうにか年内に読み終えようと頑張っていたので。予定じゃある程度余裕をもって読み納めできるかななんて思ってたのに、結局ギリとなってしまった。 お話は、こちらも最後の大仕事とばかりに運命と一大決戦に赴くが、最初に運命が顔見せしに来た時点でもう早くも論破されかかってるのがちょっと面白かった。言われた運命も意地でも抵抗してやるって感じだし、もうそういう段階ではなかった。とにかく今までの全部を

12/9 『境界線上のホライゾンⅪ〈中〉』を読んだ

面白かった。 1巻からずっと言及され続けてきたヴェストファーレン会議がとうとう始まり、これだけでもなかなか感慨深い。当初はだいたい2,3巻くらいでその会議になるのかなとか思ってたな。まさかこんなクライマックスの総決算的なことを1巻時点で言っていたのだとは考えてなかった。 懐かしのキャラクターたちがぞろぞろ登場してきて楽しい限りだが、とはいえ一番の活躍は、やはり教皇総長になってしまうだろう。中盤あたりでフッといなくなったと思ったら、ここで本領発揮する為だったのだな。あるいは、

11/7 『境界線上のホライゾンⅪ〈上〉 』を読んだ

面白かった。 いよいよ始まってしまった最終巻。とはいえ例によって前巻までのお話を忘れかかっており、思い出すのにちょっと苦労した。フアナと大フアナとか。 羽柴勢と武蔵勢の合流と、それに伴う未来の子供達の本名が発覚……発見?されていくシーンなどはよかった。境ホラ世界における襲名と本名(?)の関係が事ここに至ってもまだあんまりよく理解できてない(役職のようなものなのか、それとも文字通り戦国時代よろしく”襲名”するものなのか)(武蔵勢の多くは襲名ではなく、あやかり?というらしいが…

2/8 『境界線上のホライゾンⅩ〈下〉』を読んだ

面白かった。 ボリュームが……多い。頁数もそうだが今巻に関しては展開やイベント事なども濃厚。甦って過去を見て復活してパワーアップして因縁に決着つけて合流して……アニメ化したらこの下巻だけで1クールになってしまいそう。読むのにも1ヶ月かかってしまった。これだけのボリュームを1冊にまとめ上げた作者の剛腕にも賛辞を送りたいが、1か月間この直方体をカバンに入れて持ち歩き続けた俺の腕力にも賛辞を送りたい。 いちばん驚いたのは、やはり先生の正体だろうか。次巻の表紙になっているのを見たとき

11/16 川上稔『境界線上のホライゾンⅩ〈中〉』を読んだ

面白かった。 未来談義、艦艦決戦、からの敗戦、そして哀しみ死、はては蘇生へと、かなり展開が激動して飽きなかった。安土を撃墜したというのにその多くから新型戦艦登場だなんて卑怯だーと思うも大和なんて名前を出されてはひとたまりもない。 気に入ったシーンとしては、十本槍と武蔵勢が過去と未来のことでヤンヤしているところにウニが突っ込んできてただこの現在を一生懸命するところ、そして正純と点蔵がバチンと手を打ち合わせる扉絵。なんかレアだったので。

10/19 川上稔『境界線上のホライゾンⅩ〈上〉』を読んだ

面白かった。 明らかになる創世計画の実態。全ての関係が消える……えっ、そういう計画だったんだ?なんか地の文でさらっと説明されたが。いや、前巻で説明されてたかな。ちょっと思い出せない。まったく分厚い本とか大好きなのに、内容を覚えておける頭脳が無い。致命では? 十本槍の秘密も明らかに。未来の子かー。なんとなく予想してたような、いや思いもよらなかったような。その記憶さえあいまい(致命では?)。似てるっていうか対応したキャラ多いなとか思ってた気はする。 でも、確かに、そうか。福島や人

7/29 川上稔『境界線上のホライゾン ガールズトーク 緑と花』を読んだ

面白かった。 ガールズトークシリーズは毎回次巻を読むときには前巻の内容を忘れちゃうんだけど、毎回推理小説っぽいな、と感じている気がする。今巻においては以心・崇伝は何者か、何しに参ったのか、というフーダニット&ワイダニットか。 正純との論戦はとても白熱したが、しかし今まであんな叫び合っていたっけ。今回終始そんな感じだったが、そんな感じだったっけ。崇伝のノリにあてられたのだろうか。 崇伝様ちゃんは、14章の扉絵がとってもカワイかった。今巻限りの登場なのが惜しまれる。