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2024年3月の記事一覧

3/30 『激ヤバ』を読んだ

随分とさらけ出している。国ちゃんよりも、少なくとも文章という媒体においては、より鮮明に顔が見える。ランジャタイのネタとか、テレビでもそんなに自己主張しないし、シャイなんだろうなと思っていたけど、文章では実に赤裸々に自身のことを語るのだ。意外だった。文章だとさらけ出せるタイプか……わかるな。ていうか名エピソードがてんこ盛りで、めちゃめちゃ話せるじゃん! もっとこういうのテレビで披露しなよ! と読んでてしきりに思っていた。有名な、NSCでトガりまくってて大暴れした結果クビになると

3/22 『Fate/strange Fake ⑨』を読んだ

次巻が最終巻だと……そんな、まだ何も片付いてないし謎も明らかになってないじゃ……いや、わりとなってる、いつの間に。いろいろと明らかになってるし最終決戦とおぼしきマッチメイクも決まってきている。ただアヤカの正体とか、明らかになってるけど「こういう謎のものがいろいろあってこうなりました」みたいな、「こっちの謎はあるけど今回の話には直接関係しないことが明らかになりました」みたいな、論文か何かかって感じなのが癪ではある。 他にも相変わらず時系列が錯綜しててリアルタイム時刻表示欲しいと

3/18 『エンタングル:ガール』を読んだ

TVアニメ『ゼーガペイン』にて繰り返される舞浜の夏は、作中では2022年の夏という設定だったらしい。いつの間にか我々はあの夏を突破していたとは。 本作の舞台は時系列的には――『ゼーガペイン』という作品においてそれがもっとも難しい問題かもしれないが――TVアニメで描かれる、その一つ前のループということになるのだろうか。もしくはそれ以前に繰り返されてきたいくつものループの一つか。ひょっとしたら、章と章とでも別のループだったのかもしれない。ちょっと不自然に思うくらい章やイベント事が

3/12 『水滸伝 一 曙光の章』を読んだ

初北方謙三にして、初水滸伝。いや、水滸伝の方は登場人物の名前くらいならいくらか耳にはしていた。北方謙三もまた名前だけならよく存じ上げていた。 よくよく記憶を辿ってみると水滸伝は確か小学生か中学生の頃に、全1冊のやさしい本を読んだ覚えがあるような気がする。伏魔殿から108つの星が飛んでったとか何とか。お話について全く覚えていないのは、その後ジャイアント・ロボを観て豪快に印象を上書きしてしまったからだろうか。あとはFGOとか、昔ジャンプでやってた水滸伝モチーフのマンガ……くらいの

3/4 『ニューロマンサー』を読んだ

何年か前の誕生日に、古典名作SFを読んでみようということで買ったのだった。やれ難解だの文体がヤバイだのと評判を聞いて、そのたびに戦々恐々としてきたが、そうは言っても俺も今やニンジャスレイヤーの物理書籍を読破したしXやnoteの連載を現在も追い続けている身、たとえSF史に燦然と輝く難解さを誇っていようと、その後発作品を手がかりにして読み進めていけば、イケるのではないか。ほら早速さらりまんとかヤクザとかザイバツとか手裏剣とか出てきてる……イケるのではないか!? ……イケないー! 

3/1 『へんなの』を読んだ

巻末に漫☆画太郎先生の友情出演マンガが掲載されているのが、もはや答え合わせに等しい。子どもの頃に読んだマンガに魅了され、子どもの頃に読んだマンガに出てくるような芸人になれているというのは果たしていかなる運命のなせる業か。長らく地下にいたのが良かったのかな。半端に地上に出ていたらいろいろと歪んでしまっていたかもしれない。よくぞこうまで素敵なかたちを残したまま育ててくれた、ありがとう地下芸人界。漫☆画太郎より生まれ、地下芸人界によって育ったのがランジャタイであり、国ちゃんなのだと